電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
ブラッド・ダイヤモンドはシエラレオネの内戦と紛争ダイヤモンドについてリアルに描写した映画として知られる。
紛争ダイヤに限らず、紛争地域で対立している勢力がお互いに希少資源や麻薬を売って武器を買い、泥沼の争いを繰り広げるというのは珍しくも無い。理念も人道的配慮も何もない、山賊のような集団が大金を得る手段を手に入れ、その金を使って勢力を拡大しようとする…その過程では何でも起こりうる。虐殺、レイプ、奴隷化…まあ、有史以来人間社会で行われてきた黒歴史の数々だ。
で、どうしろと?武器購入の資金源にしないために、出所の不確かな宝石は流通させないようにしろ、と?
それで本当に解決になるのか?
元々治安がしっかりしていて民度と生活水準が高い国なら、一部のいかれた集団が宝石鉱山を占拠して宝石を資金源にして武器を買い込んだとしてもその混乱は長くは続くまい。しかし国のステータスが異なると、この混乱は容易には終息しない。
内戦はどの国にもあった。虐殺もレイプも奴隷化も。しかし、内戦が続くうちに、地元の勢力や人民の力を効果的に糾合した勢力が覇権を握っていった。一方的に収奪するだけでは長続きしないものだ。これが社会の成熟のプロセスであったと言ってもよかろう。
また、外敵がいる場合それに対抗するために速やかに内戦を終息させる必要があり、そののちに外敵に対抗するために力を合わせた。
このように、過去においては内戦は社会の成熟をうながす役割を果たし、それが内戦そのものを終息させる効果もあった。
しかし今日、地元の勢力や人民の力を糾合しなくても外国から武器を買う金さえあれば大きな武力を持つことができる。完全武装した兵士が50人もいれば、非武装の町1つを陥とすのはたやすい。武器があまりにも効果的になってしまったことが問題の1つであるのは間違いない。
また、国連がにらみを効かせているので「外敵」というものもめったに存在しない。外敵が存在しなければそれに対抗するために協力するという展開もありえないわけで、ある意味国際的な秩序が保たれていることがかえってその国にとっての不幸となっている。
つまり、今日において内戦が発生するステータスを有する国は、それが社会の成熟にはもはや繋がらず、内戦の終息にも役立たない。ただありふれた悲劇が量産されるだけ。
まるで、若い頃にはめをはずした経験がないから歳をとって溜まった鬱憤が爆発して重大犯罪を起こした、みたいな話だ。これも国としての成熟度が足りないまま世界のグローバル化を迎えた弊害だろう。
問題の一つが「外国から武器を買う」である以上、やはり資金源を断つ=「出所の不確かな宝石は流通させない」は効果がありそうだ。依然として、「それで全てが解決する」性質のものではないわけだが…
紛争ダイヤに限らず、紛争地域で対立している勢力がお互いに希少資源や麻薬を売って武器を買い、泥沼の争いを繰り広げるというのは珍しくも無い。理念も人道的配慮も何もない、山賊のような集団が大金を得る手段を手に入れ、その金を使って勢力を拡大しようとする…その過程では何でも起こりうる。虐殺、レイプ、奴隷化…まあ、有史以来人間社会で行われてきた黒歴史の数々だ。
で、どうしろと?武器購入の資金源にしないために、出所の不確かな宝石は流通させないようにしろ、と?
それで本当に解決になるのか?
元々治安がしっかりしていて民度と生活水準が高い国なら、一部のいかれた集団が宝石鉱山を占拠して宝石を資金源にして武器を買い込んだとしてもその混乱は長くは続くまい。しかし国のステータスが異なると、この混乱は容易には終息しない。
内戦はどの国にもあった。虐殺もレイプも奴隷化も。しかし、内戦が続くうちに、地元の勢力や人民の力を効果的に糾合した勢力が覇権を握っていった。一方的に収奪するだけでは長続きしないものだ。これが社会の成熟のプロセスであったと言ってもよかろう。
また、外敵がいる場合それに対抗するために速やかに内戦を終息させる必要があり、そののちに外敵に対抗するために力を合わせた。
このように、過去においては内戦は社会の成熟をうながす役割を果たし、それが内戦そのものを終息させる効果もあった。
しかし今日、地元の勢力や人民の力を糾合しなくても外国から武器を買う金さえあれば大きな武力を持つことができる。完全武装した兵士が50人もいれば、非武装の町1つを陥とすのはたやすい。武器があまりにも効果的になってしまったことが問題の1つであるのは間違いない。
また、国連がにらみを効かせているので「外敵」というものもめったに存在しない。外敵が存在しなければそれに対抗するために協力するという展開もありえないわけで、ある意味国際的な秩序が保たれていることがかえってその国にとっての不幸となっている。
つまり、今日において内戦が発生するステータスを有する国は、それが社会の成熟にはもはや繋がらず、内戦の終息にも役立たない。ただありふれた悲劇が量産されるだけ。
まるで、若い頃にはめをはずした経験がないから歳をとって溜まった鬱憤が爆発して重大犯罪を起こした、みたいな話だ。これも国としての成熟度が足りないまま世界のグローバル化を迎えた弊害だろう。
問題の一つが「外国から武器を買う」である以上、やはり資金源を断つ=「出所の不確かな宝石は流通させない」は効果がありそうだ。依然として、「それで全てが解決する」性質のものではないわけだが…
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