電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
近年のパープルソフトウェアの代表作は?と聞かれれば『アマツツミ&アオイトリ』と『ハピメア&ハピメアFD』と答える人が多いとのことなので、ではどのような内容でしょう?と触れてみた次第。
評点は以下のとおり。いずれも7点が及第点(=それ目的でお金と時間を割く価値がある)。
ストーリー:6/10
エロ:6/10
サウンド:8/10
総評:6/10
総評は7点以上なら幅広くオススメできる。5点を下回ると駄作。5~6点なら題材やジャンル、原画家などで個人的な加点があればやってみてもいいのでは?という感じか。
【ストーリー】
シナリオは森崎亮人氏。
夢遊病で夜の森に迷い込んだ妹を探しに出て、連れ帰れなかったことがトラウマになり、妹を失わずに済んでいる幸せな夢に逃避した過去を持つ主人公。妹のかわりとして振舞う幼馴染に支えられながら、普通の生活を送れていたが、ある時から他の人と内容を共有する奇妙な夢を見るようになり、克服できていたはずのトラウマと改めて向き合うことになる…という感じのストーリー。
雰囲気は良い。しかし、結局ごく少数の登場人物の心の中だけの問題に終始するストーリーなので、その時点で自分としては評点が下がってしまう。そうするとあとはどれだけ感情を強く揺さぶってくるか、とか、ありきたりでない心のカタチを見せてくれるか、とかが重要なのだが、それもまあそこまで意外性のない内容や展開だったので、悪い出来とはいえないが人に勧めるほどではないと言わざるをえない。エモーショナルな技術が特別に優れているというわけでもなかった(後述するとおり、音楽はかなり良いのだが…)。
だいたいのルートで基本的に主人公がヘタレ(厳密には「虚弱体質で、他の人の世話になりまくりなので自己評価が低い」)なので、最終シナリオでは少し主人公が頑張っていてカタルシスがある。だが、結局のところ「夢で幸せでも不毛。今は現実が辛くても、幸せに変えていきたい。というかそうしてやる」っていう、夢が題材ならまあ結論はそうなりますよねという主張が全てなので意外性は皆無。ノリと雰囲気にどれだけ浸れるか、にかかっているのだが、前述のとおりエモーショナルな技術はそこそこ止まりなので…。
あ、妹エンドがあることは評価できる。妹と過ごせる幸せな夢に囚われて目覚めないという結末。主人公の、妹を失った悲しみの深さをひたすら掘り下げる内容は、マルチエンディングの一つとしてでないとなかなか提示できないもので、価値がある。
【エロ】
克氏のCGは相変わらず素晴らしいのだが、もう一人の原画家のほうは平凡で、テキストやボイス等を含めた内容からも何らかの強いこだわりは感じられなかった。
総合的に見るとエロ目的で買うほど秀でてはいない。
【サウンド】
曲は全体的に高品質。盛り上げるシーンでの曲の出来は『アオイトリ』や『アマツツミ』と比べても遜色ないと思う。
ボーカル有りのオープニングテーマとエンディングテーマも夢の世界の妖しい美しさが感じられてGOOD。
…という感じ。『クロノクロック』より出来は良いが、自分が人にオススメできる域(7点)には達していない。
FDをプレイして評価が変わったらこちらにも追記しようと思う。
評点は以下のとおり。いずれも7点が及第点(=それ目的でお金と時間を割く価値がある)。
ストーリー:6/10
エロ:6/10
サウンド:8/10
総評:6/10
総評は7点以上なら幅広くオススメできる。5点を下回ると駄作。5~6点なら題材やジャンル、原画家などで個人的な加点があればやってみてもいいのでは?という感じか。
【ストーリー】
シナリオは森崎亮人氏。
夢遊病で夜の森に迷い込んだ妹を探しに出て、連れ帰れなかったことがトラウマになり、妹を失わずに済んでいる幸せな夢に逃避した過去を持つ主人公。妹のかわりとして振舞う幼馴染に支えられながら、普通の生活を送れていたが、ある時から他の人と内容を共有する奇妙な夢を見るようになり、克服できていたはずのトラウマと改めて向き合うことになる…という感じのストーリー。
雰囲気は良い。しかし、結局ごく少数の登場人物の心の中だけの問題に終始するストーリーなので、その時点で自分としては評点が下がってしまう。そうするとあとはどれだけ感情を強く揺さぶってくるか、とか、ありきたりでない心のカタチを見せてくれるか、とかが重要なのだが、それもまあそこまで意外性のない内容や展開だったので、悪い出来とはいえないが人に勧めるほどではないと言わざるをえない。エモーショナルな技術が特別に優れているというわけでもなかった(後述するとおり、音楽はかなり良いのだが…)。
だいたいのルートで基本的に主人公がヘタレ(厳密には「虚弱体質で、他の人の世話になりまくりなので自己評価が低い」)なので、最終シナリオでは少し主人公が頑張っていてカタルシスがある。だが、結局のところ「夢で幸せでも不毛。今は現実が辛くても、幸せに変えていきたい。というかそうしてやる」っていう、夢が題材ならまあ結論はそうなりますよねという主張が全てなので意外性は皆無。ノリと雰囲気にどれだけ浸れるか、にかかっているのだが、前述のとおりエモーショナルな技術はそこそこ止まりなので…。
あ、妹エンドがあることは評価できる。妹と過ごせる幸せな夢に囚われて目覚めないという結末。主人公の、妹を失った悲しみの深さをひたすら掘り下げる内容は、マルチエンディングの一つとしてでないとなかなか提示できないもので、価値がある。
【エロ】
克氏のCGは相変わらず素晴らしいのだが、もう一人の原画家のほうは平凡で、テキストやボイス等を含めた内容からも何らかの強いこだわりは感じられなかった。
総合的に見るとエロ目的で買うほど秀でてはいない。
【サウンド】
曲は全体的に高品質。盛り上げるシーンでの曲の出来は『アオイトリ』や『アマツツミ』と比べても遜色ないと思う。
ボーカル有りのオープニングテーマとエンディングテーマも夢の世界の妖しい美しさが感じられてGOOD。
…という感じ。『クロノクロック』より出来は良いが、自分が人にオススメできる域(7点)には達していない。
FDをプレイして評価が変わったらこちらにも追記しようと思う。
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