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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
3/31の記事で存在をほのめかしていた黒コン。あれから十数戦してデータを取り、かなり勝率が良かったのでここにレシピを公開。

<クリーチャー 23>
4 貪欲なるネズミ
4 ファイレクシアの憤怒鬼
4 ナントゥーコの鞘虫
4 叫び大口
4 名誉の御身
3 嘆きウェルク
<呪文 13>
3 苦花
2 ロクソドンの戦槌
4 墓穴までの契約
2 リリアナ・ヴェス
2 堕落
<土地 24>
24 沼
<サイドボード 15>
1 嘆きウェルク
1 堕落
1 苦花
2 遁走の王笏
4 ネクラタル
2 不穏の標
4 魂を吹き消す者

こんな多色推奨環境でバッキバキの黒単。色事故なし、タップイン土地なし、土地からのダメージなし、特殊土地いじめ無効という安定性と、堕落の破壊力を最大限に引き出せるのがウリ。
斬新なのはどこかというと、貪欲なるネズミ&嘆きウェルク&リリアナ・ヴェスで継続的に手札を攻める能力を備えているところ。サイドにはさらに遁走の王笏も用意してある。手札を攻められた相手は捨てさせられる前に使おうとして手札を使いきることになるが、苦花や墓穴までの契約、戦槌といった強烈なハメカードにトップデックだけで対抗するのは難しい。

このデッキを要素に分解すると…
1)墓穴までの契約を軸にしたシナジー
苦花、ナントゥーコの鞘虫、想起クリーチャー、アドバンテージが取れる小型クリーチャー。
墓穴までの契約はクリーチャーデッキ相手に圧倒的な威力を持つ。
2)ロクソドンの戦槌とのゆるやかなシナジー
苦花、名誉の御身、十分な数のクリーチャー。
名誉の御身が戦槌を装備して殴りだすとすみやかにゲームが終わる。
3)ディスカード戦略
貪欲なるネズミ、嘆きウェルク、リリアナ・ヴェス。
上記の2つへの対抗手段を手札に留めておくのを困難にする。また、クリーチャーへの依存度が低く墓穴までの契約が役立ちにくいデッキ相手に効果的。リリアナ・ヴェスを出して1枚、次のターンにもう1枚+嘆きウェルク想起で2枚+貪欲なるネズミで1枚、というふうに、瞬く間に手札を奪い去られることがあるので相手は油断できない。
4)ライフゲイン
名誉の御身、堕落、ロクソドンの戦槌。
苦花やファイレクシアの憤怒鬼のライフロスを補填したり、ライフレースを優位に進めるのに役立つ。
5)ライブラリコントロール
ファイレクシアの憤怒鬼、リリアナ・ヴェス。
ファイレクシアの憤怒鬼のキャントリップによりデッキの実質枚数が減るため、2枚しか入っていないカードも比較的引きやすい。リリアナ・ヴェスのサーチ能力でピンポイントに引いてくることも可能。

サイドボードは追加の手札破壊、追加のクリーチャー対策など。不穏の標は想起クリーチャーや手札破壊との相性の良さから、もとはメインに1枚入っていたが調整の過程でサイドに落ちた。いまだにサイドに残っているのはある種の実験用である。インスタント除去が無いと辛い場合があるので、損ない等を入れるのも悪くない。
また、対戦成績によると赤単には分が悪いのでボトルノーム等も候補たりうる。

そのほかの調整としては、メインの名誉の御身を1枚減らして沼を1枚増やすと土地の伸びが良くなるだろう。
沼を増やすのではなくリリアナ・ヴェスの3枚目というのも十分ありうる選択だし、不穏の標をメインに1枚置いておくのも面白かろう。
スロットの構成から調整しなおす必要があるかもしれないが、残忍なレッドキャップや静月の騎兵も考慮に値するカード達である。
黒の醍醐味が味わえるデッキなので、各人の手に馴染むように調整を加えてぜひ使ってみてもらいたい。
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プロフィール
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男性
職業:
ゲーム会社勤務
趣味:
電源不要ゲーム
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