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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
横山光輝三国志には出てこないので日本での知名度は低いであろう武将。蒼天航路ではなかなかの存在感を見せたので、こちらで初めて名前を知ったという人も多いだろう。三国志の初期の登場人物の中ではかなりの名将と言ってよい人物で、コーエーのSLGの中でも(昔はさんざんだったが)今では再評価が進んでおり、高い能力値が設定されるようになってきている。
董卓が権力を掌握している間に活躍を見せ、孫堅と曹操をそれぞれ破っている。まだ実戦経験の乏しかった曹操はともかく、江南の虎と呼ばれた孫堅を大敗させたその実力は本物だろう。
蒼天航路でも董卓配下の豪将として扱われているが、「これがわが董卓軍のまことの武よ!」とか発言しているのには疑問の余地がある。
董卓は涼州(中国北西部)出身だが、徐栄は幽州(中国北東部)出身なので勢力基盤が異なり、董卓が中央の権力を掌握する前からの配下ではないかもしれない。そうすると徐栄はあくまで朝廷の軍という自己認識を持っていた可能性もある。董卓が暗殺された後は王允に従ったという点も、その説を補強している気がする。

上で述べたように徐栄は高く評価されるべき名将なのだが、その結末は華々しいものではない。
正史では王允に従った他の元董卓配下武将とともに、別の元董卓配下武将たちと戦うが、裏切られて戦死してしまう。このあたりも徐栄が「董卓配下」というより「朝廷の軍人」という認識だったのではないかと感じさせる。
演義では李儒とともに曹操を破りつつも夏侯惇に突き殺されるというモブ武将っぽい最期で、李儒のオマケ程度の扱い。
そして一番ひどい扱いなのが、豪将と讃えられ存在感を見せた蒼天航路での最期だったりする。董卓に煽られた呂布を落ち着かせようと徐栄が「ひ、控えられよ!」と声を掛けたら呂布に頭を握りつぶされるというもの。噛ませ犬…ですらない!董卓とのやりとりでは印象的な会話を残し、再登場フラグが立ってたのに、実際に再登場したらこれかよ!
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