電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
発売から2年もたっているが機会を得てようやく見終わった。
映像はなかなか。さすがOVA。キャラはこつえー絵ではないが雰囲気を壊さずにうまくまとめている。
しかし、読後感というか視聴後感というか、どうにもあっさりとしていて薄すぎるのだ。ローストチキンと蒸し鶏ぐらいは違う。
起承転結の「起」「承」のところはともかく、「転」「結」が。
あの内容に対して6話と言うのはいかにも短かったか?
しかし、1~3巻の内容を4話で表現しえたのに、4巻一冊の内容を2話で表現しえないということがあるのだろうか?
結論からいえば、ある。
あらためて読み返してみると、秋山瑞人の文章には一見どうでも良いがさりげない伏線性を帯びた挿話と、内面描写が多い。
それらを全てオミットして、メインの登場人物について実際に現象として起こったことだけをひたすら描写していってもアニメとしては成立する。
しかし、4巻からはどうでもいい挿話は消え、内面描写が重要性を増す。それでも、クライマックスに至る旅と南洋での出来事があって情景描写のボリュームも減りはしない。
だから、それまでのやり方では盛り上がる結末を描けなかった。ストーリー的には内面描写の重要性が増しているのに、それは省かれているのだから。
・・・と、いうよりも、結局この脚本ではひたすら現象面だけを追っていったにすぎない。
浅羽の葛藤も苦悩も精神的成長も何も無い。凡庸極まりない、作業的な脚本だ。
原作未読の人がいたら是非読んでみることをお薦めする。OVAは見なくていいから。
映像はなかなか。さすがOVA。キャラはこつえー絵ではないが雰囲気を壊さずにうまくまとめている。
しかし、読後感というか視聴後感というか、どうにもあっさりとしていて薄すぎるのだ。ローストチキンと蒸し鶏ぐらいは違う。
起承転結の「起」「承」のところはともかく、「転」「結」が。
あの内容に対して6話と言うのはいかにも短かったか?
しかし、1~3巻の内容を4話で表現しえたのに、4巻一冊の内容を2話で表現しえないということがあるのだろうか?
結論からいえば、ある。
あらためて読み返してみると、秋山瑞人の文章には一見どうでも良いがさりげない伏線性を帯びた挿話と、内面描写が多い。
それらを全てオミットして、メインの登場人物について実際に現象として起こったことだけをひたすら描写していってもアニメとしては成立する。
しかし、4巻からはどうでもいい挿話は消え、内面描写が重要性を増す。それでも、クライマックスに至る旅と南洋での出来事があって情景描写のボリュームも減りはしない。
だから、それまでのやり方では盛り上がる結末を描けなかった。ストーリー的には内面描写の重要性が増しているのに、それは省かれているのだから。
・・・と、いうよりも、結局この脚本ではひたすら現象面だけを追っていったにすぎない。
浅羽の葛藤も苦悩も精神的成長も何も無い。凡庸極まりない、作業的な脚本だ。
原作未読の人がいたら是非読んでみることをお薦めする。OVAは見なくていいから。
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