電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
言葉の意味や使われ方は変化していくもので、誤用が多く見られる場合は言葉が新しい意味に定着していく過程なのかもしれない。
「いぎたない」もそんなことを思わせる言葉だ。
辞書によると
(1)いつまでも眠っている。眠りをむさぼっている。
(2)寝相がみにくい。
(「大辞林 第二版」三省堂より)
という意味だが、自分の記憶内に形成されている「この言葉はこんな感じの意味」という印象とは食い違っている。
知らない言葉が使われているのを見たときに即辞書を引くような人はまれで、たいていの人はまずは文脈から類推してみるわけだが、そのときに「こんな感じの意味っぽい」という漠然とした印象が形成される。その印象は他の使用例を見たときにあてはめてみて違和感を覚えなければ補強されていく。
つまり、「いぎたない」については相当数の誤用を見て本来の意味とは異なる印象を持つに至ったというわけだ。
その印象によれば、「いぎたない」の意味は「あさましく、なりふりかまわず自分の利益や優位を保とうとするさま」という感じのようだ。
「利権にいぎたなくしがみつく政治屋達のせいで改革が進まない」というような使われ方。
その利益や優位が不確定であっても、自分がそれを得る資格がある(と本人が思ってる)場合になりふりかまわずその利益や優位を得ようとするのも該当するらしい。ギャンブルものなどでこの手の使用例が多い。
これらの例から見るに、どうやら「いぎたない」は「居汚い」と把握されているっぽい。居直る、居座るとかとも関係がありそうだ。強引、あさましい、なりふりかまわない、という雰囲気が共通している。
本来は「寝汚い」なのだが「寝」を「い」と読むのは現代日本語ではおよそ一般的とは思われない。意味を知らない人間が前後の脈絡なしで「いぎたない」と聞いたら「い」+「きたない」と考え、「い」は居直る、居座る、居眠り、居酒屋などから「居」と考えるのは自然な流れだろう。
先ほど述べたような意味で「いぎたない」という言葉が使われている場合は、「寝汚い」の誤用なのではなく「居汚い」という新語が使われていると考えるべきなのかもしれない。
「いぎたない」もそんなことを思わせる言葉だ。
辞書によると
(1)いつまでも眠っている。眠りをむさぼっている。
(2)寝相がみにくい。
(「大辞林 第二版」三省堂より)
という意味だが、自分の記憶内に形成されている「この言葉はこんな感じの意味」という印象とは食い違っている。
知らない言葉が使われているのを見たときに即辞書を引くような人はまれで、たいていの人はまずは文脈から類推してみるわけだが、そのときに「こんな感じの意味っぽい」という漠然とした印象が形成される。その印象は他の使用例を見たときにあてはめてみて違和感を覚えなければ補強されていく。
つまり、「いぎたない」については相当数の誤用を見て本来の意味とは異なる印象を持つに至ったというわけだ。
その印象によれば、「いぎたない」の意味は「あさましく、なりふりかまわず自分の利益や優位を保とうとするさま」という感じのようだ。
「利権にいぎたなくしがみつく政治屋達のせいで改革が進まない」というような使われ方。
その利益や優位が不確定であっても、自分がそれを得る資格がある(と本人が思ってる)場合になりふりかまわずその利益や優位を得ようとするのも該当するらしい。ギャンブルものなどでこの手の使用例が多い。
これらの例から見るに、どうやら「いぎたない」は「居汚い」と把握されているっぽい。居直る、居座るとかとも関係がありそうだ。強引、あさましい、なりふりかまわない、という雰囲気が共通している。
本来は「寝汚い」なのだが「寝」を「い」と読むのは現代日本語ではおよそ一般的とは思われない。意味を知らない人間が前後の脈絡なしで「いぎたない」と聞いたら「い」+「きたない」と考え、「い」は居直る、居座る、居眠り、居酒屋などから「居」と考えるのは自然な流れだろう。
先ほど述べたような意味で「いぎたない」という言葉が使われている場合は、「寝汚い」の誤用なのではなく「居汚い」という新語が使われていると考えるべきなのかもしれない。
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