電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
ここからが本当の同人カードゲームの作り方、というわけで第1回です。
とはいっても、第0回「私家版カードゲームの作り方」のLV3の段階まで行っていれば、
あとはいくばくかのお金を持って印刷所に行くだけで簡単に出来ます。
入稿はPSDファイルをCD-RやDVD-Rに焼いて持っていくのがよいでしょう。
例によって段階的に見ていきましょう。
・LV1
入稿したデータを通常料金内で最も分厚くて質のいい紙に印刷してもらう。
当然断裁もしてもらう。
・LV2~
これ以降はさまざまなオプションをどれくらい付けるかという問題に。
角R :カードの四隅を丸く切って貰う。カード一枚当たりの処理になるため、非常に高くつく。
PP加工 :光沢・撥水加工を行う。
紙質アップ:主に、紙の厚さについての問題。その印刷所で無料で提供してくれる紙よりも厚い紙や上質な紙を使う場合は、使いたい紙の代金が必要になる。また、業務用の大型プリンタでの印刷の場合は上限があり、それ以上の厚さになると旧来どおりの版下を作っての印刷法でなければ対応できない。こうなると桁違いに料金が高くなる。
これらのオプションは採用すればしただけ仕上がりが良くなりますが、できあがった作品を即売会で頒布することを考えているなら、これらのオプションを付けたうえでペイさせるのは正直難しいと思います。
全てのオプションを使って商業レベルのカードを作っても、スリーブなしでそこそこの回数プレイすると指の脂etcによる汚れ、テーブルと擦れてつく傷等、プレイに支障の出るレベルの汚損が生じてしまうことは避けられません。そして、ハードスリープに入れてプレイしてもらうことを前提とするならこれらのオプションは「カードとしての見栄えのよさ」以外にたいした意味を持たない(カードに書かれている情報の見やすさという点ではほとんど違いがない)ので、当サークルではハードスリーブの装着を前提とし、そのぶん頒価を落とす方針でやっています。
この、頒価を下げるというのは重要で、お客さんサイドから考えた場合、ゲーム1セット500円と1000円と2000円では「買ってみようか」と思う精神的ハードルが相当違います。なるべく安くしたいところですが、「電源不要なんてジャンルでサークル参加するのは道楽だから赤字上等」というのはよく言われることとはいえ原価割れの価格設定というのも不健全です。無理なく安く済ませるにこしたことはありません。
さて、というわけでウチではLV1で済ませているわけですが、ここで気になるお値段についてです。
今使っている印刷会社は株式会社ハナミさんですが、最新作「東方グランドメレー」は1セット36枚を50セットで15000円ほどでした。正直かなり安いと思います。参加費などを考えに入れなければ、1部500円で60%売ればペイするわけですから。
店や方法を変えることで費用はかなり変動します。
「シスターロワイヤル」のときに使った東京リスマチック株式会社さんでは1セット88枚を50セットで60000円ぐらいでした。
とりあえず料金が安い店を選ぶのは基本です。交通の便なども考慮しながらいろいろ探してみましょう。
第2回に続きます。
とはいっても、第0回「私家版カードゲームの作り方」のLV3の段階まで行っていれば、
あとはいくばくかのお金を持って印刷所に行くだけで簡単に出来ます。
入稿はPSDファイルをCD-RやDVD-Rに焼いて持っていくのがよいでしょう。
例によって段階的に見ていきましょう。
・LV1
入稿したデータを通常料金内で最も分厚くて質のいい紙に印刷してもらう。
当然断裁もしてもらう。
・LV2~
これ以降はさまざまなオプションをどれくらい付けるかという問題に。
角R :カードの四隅を丸く切って貰う。カード一枚当たりの処理になるため、非常に高くつく。
PP加工 :光沢・撥水加工を行う。
紙質アップ:主に、紙の厚さについての問題。その印刷所で無料で提供してくれる紙よりも厚い紙や上質な紙を使う場合は、使いたい紙の代金が必要になる。また、業務用の大型プリンタでの印刷の場合は上限があり、それ以上の厚さになると旧来どおりの版下を作っての印刷法でなければ対応できない。こうなると桁違いに料金が高くなる。
これらのオプションは採用すればしただけ仕上がりが良くなりますが、できあがった作品を即売会で頒布することを考えているなら、これらのオプションを付けたうえでペイさせるのは正直難しいと思います。
全てのオプションを使って商業レベルのカードを作っても、スリーブなしでそこそこの回数プレイすると指の脂etcによる汚れ、テーブルと擦れてつく傷等、プレイに支障の出るレベルの汚損が生じてしまうことは避けられません。そして、ハードスリープに入れてプレイしてもらうことを前提とするならこれらのオプションは「カードとしての見栄えのよさ」以外にたいした意味を持たない(カードに書かれている情報の見やすさという点ではほとんど違いがない)ので、当サークルではハードスリーブの装着を前提とし、そのぶん頒価を落とす方針でやっています。
この、頒価を下げるというのは重要で、お客さんサイドから考えた場合、ゲーム1セット500円と1000円と2000円では「買ってみようか」と思う精神的ハードルが相当違います。なるべく安くしたいところですが、「電源不要なんてジャンルでサークル参加するのは道楽だから赤字上等」というのはよく言われることとはいえ原価割れの価格設定というのも不健全です。無理なく安く済ませるにこしたことはありません。
さて、というわけでウチではLV1で済ませているわけですが、ここで気になるお値段についてです。
今使っている印刷会社は株式会社ハナミさんですが、最新作「東方グランドメレー」は1セット36枚を50セットで15000円ほどでした。正直かなり安いと思います。参加費などを考えに入れなければ、1部500円で60%売ればペイするわけですから。
店や方法を変えることで費用はかなり変動します。
「シスターロワイヤル」のときに使った東京リスマチック株式会社さんでは1セット88枚を50セットで60000円ぐらいでした。
とりあえず料金が安い店を選ぶのは基本です。交通の便なども考慮しながらいろいろ探してみましょう。
第2回に続きます。
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