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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
男は結婚するべきではない
書いてあることはだいたい正論だと思うし、自分のライフスタイルもここの論旨に沿ったものだが、さすがに「男は結婚するべきではない」という表題はセンセーショナリズムに毒されすぎかと。当然いらぬ反発も生じてくる。
具体的に親しく付き合っている異性がいる男に「結婚なんてやめとけ」とねじ込む必要はない。
「男は結婚相手を求める必要はない」ぐらいが妥当なマイルドさ、か。
必要はない、ってのがポイント。
結婚しなきゃ負け組、という意識に囚われている男は、「結婚して幸せな家庭を築く」という幸福像を、実態を検証することなく盲信しているのだろう。それは確かに文化として存在してきた幸福像だが、現代日本においてはすでに結婚が幸福を約束するようなものでは無くなっている(過去においても、結婚が幸福を保証したような時代はたぶん無いとは思うが)。
実際にwiki内で分析しているが、現代の日本でのさまざまな状況的要因が、むしろ安易に結婚なんかすると不幸になることを如実に示している。
なので、結婚相手の候補がいなくても、結婚相談所に通ったりする必要はないですよ、ってこと。
それで「結婚しなくちゃ」の強迫観念に囚われている人の心が楽になるなら良いことじゃない?
また、「男は結婚相手を求める必要はない」んだよ、ってことが女に判ってもらえれば不幸な勘違いも減るんじゃないかと思うし。

逆に、こういう論調に対して噛み付いてくる連中は、自分の信じる幸福像を脅かされていると感じる層なのかねぇ。あるいは男に寄生したい女性層か。特に一部の女性にとっては「結婚して幸せに~」というのは自分がまったく当然に享受すべき幸福の方程式だと思っているわけであるから、それをまっこうから否定する論調に対しては激しく攻撃してきても無理はないな。しかし現実は変わらない。

環境の変化(家事の苦労の軽減、子供の養育費の高騰、終身雇用の崩壊、格差社会等)が起こっても、人の意識はなかなかそれに適応できない。とくに人格形成に大きくかかわっているなら。
そういう点で、バブル全盛期に恋愛適齢期だった女性は特に哀れだと思う。あの時代はドラマ等もフルに利用してメディアが恋愛商業主義を推進しまくっていたので、女でありさえすれば男から無尽蔵に物質的充足を供給されて当然、みたいな思想が植えつけられてしまっているのだ。今35~40歳ぐらいだろうが、その年齢で独身の女性はたぶん高確率で現実とのギャップに苦しんでいるのではなかろうか。
まあそれはともかく。男の側は最初から経済的に女に頼ろうなんて考えていないから、結婚は生活していくうえでのマストではない。なので現実に生活が苦しくなると非婚が意識のうえでも増えてくる。しかし、女の側は結婚が自分の生活クオリティに直結すると思っている。まして現在の生活が苦しいならなおさらハッピーを夢見てしまう。なので実情に即していなくても高望みをなかなか捨てられない。
この男女の意識の差が埋まっていかない限り、実情に即した結婚スタイルというのは広まらないだろう。
法制度としての「結婚」も制度疲労著しいと思うし、少子化対策として体制側が手を打たなきゃならないことは多いな。ほんとに。

最後に。
このwikiに結婚相談所の広告が付いてるのは最高のジョークだと思った。
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