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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
オーコがついにモダンでも禁止に。こいつマジで印刷されるべきでないカードだったな。MtGの長い歴史の中でも五指に入るやらかし具合で、ウィザーズの恥の殿堂入り間違いなし。

本当に深刻なのは、調整可能な項目が多いPWでその調整に失敗しているということで、それはつまりR&Dの開発調整能力の低さを意味している。
どういうことか例を挙げて話そう。たとえばトレイリアのアカデミーはアーティファクトの数をカウントしてマナを出すという土地を作ってみたら環境に存在する他のカードとの相互作用もあって強すぎた、というものだ。このカードには調整可能な項目が少ない。土地なのでマナコストはないし、アーティファクトのカウントの仕方をいじるのも処理が煩雑化して望ましくない。アーティファクト2個につき1マナとか、3個につき2マナとか、アーティファクトの数-1マナとかだと分かりにくいという難点があるのだ。アイデアを実現しようと思えばあの形で試してみるほかなかった。また、バランス面でのノウハウの蓄積も十分ではなく、強すぎるかどうかの判断は難しかったといえる。
それに対し、オーコはPWなのでマナコストはあるし、初期忠誠度はあるし、忠誠度能力のコストもある。これだけ調整可能な項目が多数あり、かつ今まで禁止になったカードや環境支配率が高すぎたカードの情報が十分に蓄積されているにもかかわらず、とくにシナジーを考慮しなくてもモダンやレガシーで色があってさえいれば3~4枚程度採用されるカードなんてものを印刷したのは「こいつら無能を通り越して低能なのでは…?」という疑いを抱かせるに足りる。
もはや公式フォーマットではヴィンテージ・レガシー・統率者戦でしか使えなくなったオーコ。デジタルTCGではナーフ&返金対応が当たり前になったこのご時世で、環境を支配するトップレアだから頑張って買い集める→どの環境でも使えないゴミ化、という大々的なやらかしは、多くのユーザーに紙媒体のTCG自体に対する失望感と疑いを抱かせたこともまた間違いないだろう。
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