よく知られたレシピだと、サイズは大きいがデメリット持ちの冒涜の悪魔、盤面に悪影響が出にくく空振りも起こりにくいスラーグ牙、ややパワー偏重で不死持ちのゲラルフの伝書使などを生け贄に捧げて運用するようになっているが、黒緑系なら他にも選択肢がある。
怨恨:
言わずもがな。ただしこれ系のデッキは仕込んでいるギミックが多いので4枚投入は難しい。ややアグロ寄りに調整したうえで2枚程度入れ、ドローサポートで補うのがよさげ。
墓所這い:
引ける枚数はささやかだがロスのほとんどない生け贄候補。怨恨を付ければ引ける枚数も満足のいくものに。
ゴルガリの不死の王、ジャラド:
どれだけ引けるかは墓地にあるクリーチャーカードの枚数しだいだが、沼森生け贄で手札に戻れるということもあり5枚も引ければ十分といえる。ジャラド自身の能力が生け贄のパワーを参照する効果なので、デッキの方向性をそろえやすいというメリットもある。
不浄なる者、ミケウス:
人間でないクリーチャーが皆1サイズアップし、不死がついて生け贄によるロスが減る。黒緑系はほとんど人間を使わないが、ボーラスの信奉者自身が人間であることにだけは注意。
自分は、Gが食ったら死ぬ系の毒エサを毎年春になったら配置するという対策をとっている。
しかし、これで定着や巣穴化は防げるとしても、数ミリの隙間があれば入り込んでくるという奴らの侵入を止めることはできない。しかも、奴らの嗅覚がどれくらいあるのかはわからないが、毒エサは奴らを誘引する性質があるはずだ。場合によってはわざわざ屋外のGを呼び寄せてしまうこともあるだろう。
というわけで対面時の武器として毒ガス噴射器も欠かせない。熱湯や洗剤や直接打撃でも殺せるとはいえ、隙間やら天井やらではそれらの手段は使いづらいし、後始末も面倒だ。
で、不意に遭遇した場合、その毒ガス噴射機を装備するまでを、諸賢はどのような方針で行動されているだろうか?
大きく分けて二つの方針があると思われる。
1)標的から視線を切らずに移動し、毒ガス噴射機を装備し、適切な距離まで接近して使用、駆逐する。
2)とにかく迅速に毒ガス噴射機を装備して遭遇時の位置に戻り、まだそこにいればよし、そうでなければ捜索して駆逐する。
自分は基本的に2の方針を採っている。
連中はゴー&ストップ式に移動し、特に理由がなければそれほど長距離を一度に移動することはない。なので、迅速に行動して視線を切っている時間を短くすれば、見失うことは少ない。
うん、少ない。少ないんだ…。
当然、レアケースだが見失うこともある。
その場合の後味の悪さはなんとも形容しがたいな。むむむ…。
毒エサが機能することに期待しよう。
特に、「クリーチャーが死亡するたび1点ドレイン」のシステムは実に黒らしく、そのくせ今までありそうでなかった能力なのでスタンダードを去っていくのが惜しく感じられる。
まあ、プレイヤーとしてはその感情のやり場はデッキを組んで遊ぶことしかないわけだが。
「ゾンビ・バンパイア・コントロール」
<クリーチャー 23>
4 墓所這い
4 血の芸術家
4 ゲラルフの伝書使
4 死体の道塞ぎ
4 吸血鬼の夜鷲
1 流血の鑑定人
1 ファルケンラスの貴族
1 不浄なる者、ミケウス
<呪文 13>
3 悲劇的な過ち
3 夜の犠牲
2 血統の切断
2 もぎとり
3 地下世界の人脈
<土地 24>
24 沼
<サイドボード>
省略
さて。それなりに殴れるクリーチャーもいるにはいるが、基本的な勝ち筋は前述の死亡誘発ドレイン+墓所這い生け贄ループである。
リミテッドでしか出番が無さそうなクリーチャーが入っているが、こと黒単においては生け贄エンジンの選択肢はそれほど多くない。血の座の吸血鬼、流血の鑑定人、死体の道塞ぎぐらいだ。前二者はどちらかといえば攻撃的な運用をするための生け贄エンジンで、特に血の座の吸血鬼は墓所這いループで巨大なサイズになって殴りかかる、という勝ち筋にもなってくれるのだが、コントロールデッキに入れるにはちぐはぐな印象が否めない。別の側面に目を向けると、墓所這いループのためにはゾンビが必要という条件もある。それも、軽除去で簡単に除去されてしまわない、場持ちがいいゾンビであることが望ましい。墓所這い自体は無条件で4枚採用し、不死を持ち単体のカードパワーが高いゲラルフの伝書使も場持ちがいいゾンビとして躊躇無く採用できるが、他はどうか?というと意外と候補が少ない。黒単ならなおのこと。
そうして少ない候補から検討すると、タフネス4という軽火力に焼かれない壁であり、自ら生け贄エンジンも兼ねる死体の道塞ぎは、このデッキにおいては絶妙に噛み合ったパーツとして存在感を見せるのである。
あと特記すべきは不浄なる者、ミケウスであろう。これも墓所這いループに役立つタフなゾンビであり、不死付与の効果で生け贄に二回捧げられるようになり、単体でも回避能力持ちフィニッシャーとなり、こちらがアグロ側となっている展開なら全体強化による一押しが効果的に機能することもある、とどの点をとっても有用で、少なくとも1枚を採用することにまったく躊躇はない。
ターニー1に勝てるか?というと特に有利というほどでもないかもしれないが、ライフを払って1ドロー、というところも込みで実に黒らしさに溢れており、回していて楽しいデッキである。手札破壊がない?それはサイドボードからってことで…
エンチャント
プ
レイヤー1人が自分の手札から呪文を1つ唱えるたび、そのプレイヤーはそれを追放し、その後、自分のライブラリーの一番上から、それと共通のカード・タイ
プを持つカードを追放するまでカードを追放し続ける。そのプレイヤーはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。その後、そのプレイ
ヤーは吹き荒れる潜在能力により追放されたすべてのカードを自分のライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
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赤によくあるカオスな挙動を発生させるエンチャントだが、対象が全て無作為になるようなどうにもならない奴に比べれば、実は意外と御しやすい部類に属する。
挙動自体は、場を介さずに《変身》をやっているようなものだと言える。場を介する場合はトークンを使ってお目当てのものを必ず引き当てたりできるが、場を介さない場合そうはいかない。
それでも、コストの軽いものと重いものを二極分化させることで、軽いほうを唱えて重いほうを得るチャンスが得られる。カードタイプをばらけさせることで二極分化をさまざまな形で盛り込み、二極分化がままならないものについてはなるべく効果を共通化させることで挙動を予測可能なものにする。
以上をふまえて、こんな感じでどうだろうか?
「ダンス・ウィズ・ケイオス」
<クリーチャー 6>
4 吸血鬼の夜鷲
2 グリセルブランド
<ソーサリー 14>
3 戦慄掘り
4 もぎとり
3 血統の切断
4 天才の煽り
<インスタント 4>
4 夜の犠牲
<エンチャント 4>
4 吹き荒れる潜在能力
<アーティファクト 5>
4 イゼットの導き石
1 ニンの杖
<プレインズウォーカー 3>
2 炬火のチャンドラ
1 プレインズウォーカー・ニコル=ボーラス
<土地 24>
4 血の墓所
4 竜髑髏の山頂
4 湿った墓
10 沼
2 硫黄の滝
<サイドボード 15>
省略
クリーチャーは夜鷲とグリセルブランド、どちらも飛行と絆魂持ち。
ソーサリーは全部除去。血統の切断は安心の追放除去で、フラッシュバックは吹き荒れる潜在能力の影響を受けない。天才の煽りは、手札に来てしまった重いカードや二枚目以降の吹き荒れる潜在能力を有効活用するためのもの。
インスタントは一種類に絞って確実に除去できるようにする。問題は、4枚目を唱えても無意味になることだが、まあそれはあまり考えなくても大丈夫だろう。
アーティファクトは導き石でマナを伸ばす&黒以外の色マナをカバーしつつ、ニンの杖に化ける可能性をキープ。
プレインズウォーカーをコストが安いヴェールのリリアナにしなかったのは、炬火のチャンドラのコピー能力との相性を考慮してのこと。吹き荒れる潜在能力があっても、コピーは最初に唱えた呪文のものなので、最低でも半分は確実に狙った効果になる。特に、天才の煽りを撃つときなどに重要な意味を持つだろう。そして、化ける先は当然ニコル=ボーラス。
土地は、もぎとりのために沼18枚を確保。
そんな感じです。
「ゴルガリ総力戦」
<クリーチャー 29>
4 東屋のエルフ
3 骨塚のワーム
1 裂け木の恐怖
3 国境地帯のレインジャー
3 縞痕のヴァロルズ
2 ボーラスの信奉者
2 ゴルガリの死者の王、ジャラド
2 屍体屋の脅威
1 自然の伝令、イェヴァ
4 スラーグ牙
4 ウルフィーの銀心
<呪文 8>
4 根囲い
4 忌まわしい回収
<土地 23>
4 草むした墓
4 森林の墓地
10 森
5 沼
<サイドボード 15>
省略
さて、回してみた感想。
・墓地を肥やして骨塚のワームを「活用」する動きは強烈で、デッキコンセプトとして十分あり。ジャラドで投げ、活用してさらに投げれば戦闘一切なしで20点削ることも夢物語ではない。
・その一方で、墓地参照クリーチャーは墓地が肥えていなければ紙なので枚数が多すぎても困る。活用をメインで考えるとコストが安いにこしたことはないので、裂け木の恐怖は不要か。自分のライブラリを削る能力が強制なのも嬉しくない。
・サイズを大きくすることは容易だが突破力がなくて困ることもしばしば。やはりロッテスのトロールを採用するのがベストだろう。ラムホルトの勇者もいける。冠角獣も1枚ならありか。
・サイズを大きくしやすいので息切れ防止にボーラスの信奉者を入れ、相性のいいスラーグ牙やウルフィーの銀心も入れたが、少々コンセプトがぶれてる感じがするしマナカーブも歪んでいる。もう少し整理したほうがよさげ。
・国境地帯のレインジャーも生け贄にして惜しくないクリーチャーなのだが、それだけ。マナ関係のカードが多すぎという事態になりがちだったので外そう。逆に、屍体屋の脅威は増量してもいい。
というわけで、理想形を考えると…
「ゴルガリ総力戦 Ver1.1」
<クリーチャー 28>
4 東屋のエルフ
4 骨塚のワーム
4 絡み根の霊
4 ロッテスのトロール
4 縞痕のヴァロルズ
2 ラムホルトの勇者
2 ゴルガリの死者の王、ジャラド
4 屍体屋の脅威
<呪文 9>
4 根囲い
4 忌まわしい回収
1 血統の切断
<土地 23>
4 草むした墓
4 森林の墓地
10 森
5 沼
<サイドボード 15>
省略
…というあたりか。
純正黒緑以外で考えると、白を足して掘葬の儀式を入れるのは普通にありだが墓地対策に弱くなる。ちなみに、この元のデッキは墓掘りの檻や地の封印の影響を受けないので、墓地対策にそこまで弱いわけではない。未練ある魂はカードパワー十分で回避能力もあるがクリーチャーカードではないので骨塚のワームとの相性がイマイチ。
青を足して追跡者の本能を入れれば墓地肥やしを増量でき、息切れも防げる。強化先としてバントオーラでおなじみ不可視の忍び寄りが選択可能。
から揚げやフライドポテトはどちらかといえば好きだけど、さすがにもう若くはないので油っこいと鼻につくしカロリーは無駄に高いし、そして何より自炊で扱うには油の用意と片づけが面倒くさすぎる、ということで揚げ物はレパートリーの候補としては早々と脱落していた。
しかし、ノンフライヤーはそれらの問題を全て解決してくれるかもしれない。別の問題として「どの程度スペースを食うのか?」というのがあるが、少なくとも検討には値するだろう。
ちなみに、魚焼き器はスペースの関係で断念した。うちのキッチンはおせじにも広いとはいえない。
というわけで、カタログスペックで「だいたいこれぐらい?」というサイズは把握していたが、今回実物を目にする機会を得た。
感覚としては、
「大きめの炊飯器の上に小さめの炊飯器を積んだぐらいのサイズ」
というもの。
今うちにある炊飯器が5合まで炊けるやや大きめのものなので、それよりもう少し大きいぐらいか。
これぐらいなら、うちのキッチンでもなんとかスペースを捻出できるかもしれない。もう少し前向きに検討してみようか。
「ナヤコントロール」
<クリーチャー 15>
4 アヴァシンの巡礼者
4 ケンタウルスの癒し手
3 高原の狩りの達人
4 スラーグ牙
<呪文 21>
4 遥か見
3 セレズニアの魔除け
3 忘却の輪
4 軍勢の集結
3 終末
2 集団的祝福
2 小悪魔の遊び
<土地 24>
4 寺院の庭
4 踏み鳴らされる地
4 陽花弁の木立ち
4 根縛りの岩山
2 聖なる鋳造所
3 森
1 ガヴォニーの居住区
2 ケッシグの狼の地
<サイドボード>
1 セレズニアの魔除け
1 鷺群れのシガルダ
4 地の封印
2 ロウクスの信仰癒し人
2 魔女封じの宝珠
3 隔離する成長
2 垂直落下
実用的なライフゲイン手段をがっつり入れるとそれがクロックを兼ねるという現在の謎環境っぷり。
ともかくこれで時間を稼ぎつつマナを伸ばし、軍勢の集結を張ればあとは消耗戦上等。終末で盤面を一掃してしまってもまったく問題なし。
膨れ上がる軍勢がそのうち対戦相手を押しつぶすでしょう。集団的祝福がそれを一気に後押しすることも。
そして、このあたりのパーツはコントロールにとっても対応に困るカードであり、相手の全体除去を警戒して手元に溜めておいたりする必要もないのでプレイがわりと楽。
というわけで、重層的な防御性能を備えつつ攻撃能力も持ち、消耗戦にも対応できるが一気に爆発的なダメージを生み出すこともあるという、安定感と楽しさを兼ね備えたデッキとして自分ではわりと気に入っている。
「神話レア」
不可侵議員/Council of the Absolute ×2 ¥400
ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa ×1 ¥2180
知力の刈り取り/Reap Intellect ×1 ¥130
ラル・ザレック/Ral Zarek ×0
残虐の達人/Master of Cruelties ×0
死橋の詠唱/Deadbridge Chant ×1(FOIL) ¥280
野蛮生まれのハイドラ/Savageborn Hydra ×1 ¥300
軍団の戦略/Legion's Initiative ×1 ¥1280
復活の声/Voice of Resurgence ×1 ¥2880
前駆ミミック/Progenitor Mimic ×1 ¥480
「ショックランド」
蒸気孔/Steam Vents ×1 ¥730
神聖なる泉/Hallowed Fountain ×1 ¥1080
湿った墓/Watery Grave ×1 ¥1080
踏み鳴らされる地/Stomping Ground ×1 ¥1230
「レア」
ヴィトゥ=ガジーの末裔/Scion of Vitu-Ghazi ×2 ¥80
ギルドとの縁切り/Renounce the Guilds ×2 ¥150
特質改竄/Trait Doctoring ×1 ¥20
霊異種/AEtherling ×2 ¥530
荒廃の司教/Pontiff of Blight ×1 ¥20
血の公証人/Blood Scrivener ×2 ¥450
吹き荒れる潜在能力/Possibility Storm ×1 ¥30
薪荒れのシャーマン/Pyrewild Shaman ×0
空殴り/Skylasher ×2 ¥330
反逆の混成体/Renegade Krasis ×2 ¥30
静寂宣告/Render Silent ×3 ¥230
第10管区のラヴィニア/Lavinia of the Tenth ×2 ¥130
オブゼダートの救済/Obzedat's Aid ×1 ¥280
幽霊の特使、テイサ/Teysa, Envoy of Ghosts ×2 ¥50
概念泥棒/Notion Thief ×2 ¥280
精神を飲む者、ミルコ・ヴォスク/Mirko Vosk, Mind Drinker ×1 ¥20
イゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragon ×2 ¥20
ドラゴン化/Dragonshift ×2 ¥30
狂気の種父/Sire of Insanity ×2 ¥380
ラクドスの血魔女、イクサヴァ/Exava, Rakdos Blood Witch ×1 ¥350
花崗岩の凝視/Gaze of Granite ×1 ¥280
縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped ×3 ¥580
ザル=ターの古きもの/Zhur-Taa Ancient ×1 ¥20
自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed ×4 ¥180
軍勢の刃、タージク/Tajic, Blade of the Legion ×3 ¥50
ボロスの布陣者/Boros Battleshaper ×2 ¥20
イマーラ・タンドリス/Emmara Tandris ×2 ¥20
ワームの到来/Advent of the Wurm ×3 ¥980
育殻組のヴォレル/Vorel of the Hull Clade ×1 ¥30
原形質捉え/Plasm Capture ×1 ¥180
唯々+諾々/Beck+Call ×1 ¥180
覚悟+意欲/Ready+Willing ×2 ¥100
強行+突入/Breaking+Entering ×4(うち1枚FOIL) ¥50
肉体+血流/Flesh+Blood ×3 ¥30
捕獲+放流/Catch+Release ×2 ¥50
「アンコモン(抜粋)」
罪の収集者/Sin Collector ×6 ¥50
化膿/Putrefy ×6 ¥50
ひるまぬ勇気/Unflinching Courage ×6 ¥50
変化+点火/Turn+Burn ×7 ¥80
遠隔+不在/Far+Away ×5 ¥80
以上の合計で、額面¥27550。
2Boxは¥21360だったので、悪くない結果だと言っていいのではなかろうか。
うち約¥4000はショックランドで稼いでいるので、やはりショックランド封入の影響は大きい。モダンのことも考えると何枚あっても困らないしな…
「黒単バンパイア+ゾンビ」
<クリーチャー 30>
4 墓所這い
4 戦墓のグール
3 影小道の住人
3 血の芸術家
4 血の座の吸血鬼
4 ゲラルフの伝書使
4 吸血鬼の夜鷲
4 血統の守り手
<呪文 7>
3 悲劇的な過ち
1 究極の価格
3 夜の犠牲
<土地 23>
23 沼
<サイドボード 15>
4 脳食願望
3 死体焼却
4 ひどい荒廃
1 本質の収穫
1 死せざる邪悪
2 吸血鬼の夜侯
ロードが結局血統の守り手しかメインには入らなかった。単体でのカードパワーは明らかに吸血鬼の夜候より上で、もともとクリーチャーデッキ同士のぶつかりあいで強いことに加えて、このデッキなら変身条件を満たすこともそう難しくはない。
ぶっちゃけ、「血統の守り手を使ってやりたいから組んだデッキだろ?」と言われてもそれを否定する材料は乏しい。
一応、血の座の吸血鬼4積みで生け贄エンジンを確保し、血の芸術家や悲劇的な過ちを有効活用。影小道の住人で血の座の吸血鬼に威嚇を得させて、一気に強化して殴り倒すことも可能になっている。
あれは車掌や駅員がペースよく運行業務を進めるための指標用だろうか。それとも「オイオイてめーら、ちんたらやって手間かけさせんじゃねーよ。そこの駆け込み乗車野郎、死ぬか?」という客へのアピールだろうか。