電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
これは誘われたのではなく自分提案で観にいってきました。このコンテンツに金を落としてこようと思いまして。
ネタバレなしのレベルである程度評判がいいことを確認してから行くあたり相変わらず自分はチキンです。
とりあえず自分の口からも「観て損はしない」と申し上げておきます。
ネタバレなしのレベルである程度評判がいいことを確認してから行くあたり相変わらず自分はチキンです。
とりあえず自分の口からも「観て損はしない」と申し上げておきます。
総評としては、各キャラに見所が用意されーの、変態的(褒め言葉)アクションシーンありーの、良質なサスペンスと謎解きありーの、精妙な伏線回収ありーの、たいへん良くできた作品でございました。ガンカタ最高。
強いて一言述べるとすれば、
「ほむらが円環の理まどかに救済されてEND、でも全然満足できた。むしろ、そのほうが広く受け容れられる話になったであろう(でも、多分それで良しとしないのが虚淵なのだな…)」
ということ。まあ、そうすると叛逆の物語でもなんでもなくなりますが…。
なぜ、強いてこういうことを口にするか?といえば、
(1)あの時点でボリューム感としては十分だった。どんでん返しと種明かしがすでに行われており、さらにそこにどんでん返しを重ねたことで、視聴者としては過度に振り回された感じが強くなった。
(2)まどか☆マギカ本編は一般的な意味ではハッピーエンドとは言いがたいが、後味は非常に爽やかで清澄な作品だった。しかし、『叛逆の物語』の後味はねっとりと重い。救済ENDなら爽やかで清澄なままであっただろう。視聴者が作品の何を気に入ったか、に全て見終わった後での印象が大きく関係することは間違いないだろうから、後味の印象を揃える意味は十分あるはず。
(3)少なからず皆に愛された暁美ほむらというキャラクタを貶める内容であること。公式によるキャラレイプと言われかねない危険性がある。
(4)実のところ、叛逆部分以降は自分にとってそこまで印象的ではなかった。「そうか…そういう話にすることを選んだか…」とちょっと引いた目で見てた。まどか☆マギカ本編は、ジュヴナイルにしかなしえない恐ろしいほどに純粋で強い想いの物語で、それゆえに清澄で美しい。しかし、強い想いの核が「愛」と言われると、とたんに身勝手で手垢がつきまくっててドロドロした真っ黒なぬかるみを覗き込んでいるような気分になる。鬼哭街や沙耶の唄で異形の愛を書いてきた虚淵らしいといえばらしいのだが、本編の清澄で美しい後味に比べると、視聴者に与える感動は大きく劣ると言わざるをえない(そもそも、叛逆部分以降は「感動」させることを目指した内容ではないと思われる)。
…と、こんな感じ。少なくとも自分がライターなら、叛逆方向には舵を切れない。
自分が知らない事情…たとえばこのあとさらに話を続ける予定があるとか…があるなら話は別だけども。
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