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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
京都アニメーション放火事件の報道について

精神障害者支援のNPO団体による、7/20現在での意見表明。
事件と精神疾患の関連性が確認できていない時点で「容疑者は精神疾患がある」と記事に書くことは精神疾患を持つ人への偏見を助長するのでやめてくれ、というもの。
それ自体はまあ正しいだろう。この件ではない他の犯罪でもよくある「容疑者はアニメ好きないわゆるオタクだった」みたいな報道が、偏見を煽ってるとしか思えないことを考え合わせるとある程度納得できる。

しかし、お約束の「精神疾患を持つ人の犯罪率は、持たない人の犯罪率と同程度か、むしろ低い」というような主張が併記されていることは、逆に精神疾患を持つ人の危険性を軽視させる誤解を生みかねないのではないか?
十把一絡げに精神疾患の持ち主を危険視するのが間違いであるのと同様に、十把一絡げに精神疾患の持ち主を危険でないと見るのも間違いであろう。実際のところ、特に危険な精神疾患というのは存在するのだから。
そのような、受け手に正確な知識を与える内容ではなく、自分たちの主張を補強するための内容しか伝えないのは、主張を絞り込む上では正しいのかもしれないが、「自分たちの都合しか考えていないのか?」と思われかねない点でマイナスだと思える。

7/27現在で得られている情報によれば、容疑者は被害妄想や誇大妄想を持っていたらしく統合失調症か妄想性障害が疑われる。本人の書き込みによると思考盗聴を主張していたそうで、精神疾患をよそおう演技でなければ前者の可能性が高いか。
で。
行動的・攻撃的な人間に統合失調症の陽性症状(被害妄想など)が出ると非常に危険である。自分に害を及ぼしている(と思い込んでいる)相手を力づくで排除しようとする場合があるので。
正直、近くにいる人間にとっては未処理の不発弾に等しい危険な存在である。

偏見を持たれないようにするための意見表明なら、精神疾患の持ち主を擁護する主張だけでなく、真に警戒されるべき精神疾患の知識も伝えるべきではないか?
自分はそう思う。
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