電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
『アオイトリ』の御影氏が企画・シナリオ担当したタイトルで、アオイトリの2つ前にあたる作品。DLSiteでサマーセールの対象だったから購入して勇んでプレイした。のだが…
評点は以下のとおり。いずれも7点が及第点(=それ目的でお金と時間を割く価値がある)。
ストーリー:5/10
エロ:5/10
サウンド:5/10
総評:5/10
総評は7点以上なら幅広くオススメできる。5点を下回ると駄作。5~6点なら題材やジャンル、原画家などで個人的な加点があればやってみてもいいのでは?という感じか。
【ストーリー】
「時間を5分間だけ巻き戻すことができる魔法の懐中時計」を手に入れた金持ちのボンボンの少年が、それをうまく使って失敗を回避しつつ恋人作って童貞卒業したい、と目論んで行動するが、そんなもの無くても失敗を糧に前向きに生きる少女に感銘を受けて、真摯に異性と向き合うようになっていく…という感じのストーリー。
プロローグ部分である程度の話の盛り上がりが用意されていたりと後の才気の片鱗はある。説教臭さを感じない程度に人生訓が織り込まれていていたり、ジュブナイルらしい爽やかさもある。
しかし、こういう「日常±1」程度の振れ幅しかない題材設定のストーリーでは、自分が最も価値を置く「心揺さぶられる感覚」はどだい無理な話である。
よくまとまってはいるが、この設定では上中下3段階評価のうちの中を超えることは決してできず、自分が他の人にオススメしたいと思うこともない。
【エロ】
克氏の絵は相変わらず素晴らしい。しかし、本作ではそもそも本編中にHシーンがなく、エピローグ後扱いのおまけシーンが各キャラ2つあるだけ。正直これはどうなのか?これではサプライズがない。サプライズは興奮を煽る要素になりうるというのに…。また、ルート内に存在しないので、そのキャラへの感情移入が一番高まったところでシーンになだれ込むという「勢い」の助けもない。おまけシーン形式はIFのシーンや時間的に大きく離れたシーンなど、本編中では不可能なもの以外はデメリットが大きいと感じた。
また、内容面もいわゆるエロゲ的お約束の域を出ず、アオイトリで自分を唸らせたような細部に渡るこだわりは感じられなかった。
【サウンド】
BGMはごく一部の曲は良かったが、全体的には平凡。ボーカル曲も特筆すべき点なし。ボイス演技の質に不満は特にないが伏字処理あり。短くてもピー音が入ってしまうとやはりいささか馬鹿っぽい。
…という感じ。
『未来ノスタルジア』や『明日の君に逢うために』よりは少しだけマシだが、本作も「この手のゲームの初心者になら悪くなさそうだが、目の肥えたユーザーにとってはとりたててプレイする価値のないゲーム」の域は出ていなかった。
まあ、自分の趣味にはあわなかった、というだけの話なのかもしれない。たとえばジブリ映画なら自分はラピュタは大好きだが魔女の宅急便やとなりのトトロはさほどでもないしな。当たり外れがあるのを覚悟して発掘を続けるしかないか…
評点は以下のとおり。いずれも7点が及第点(=それ目的でお金と時間を割く価値がある)。
ストーリー:5/10
エロ:5/10
サウンド:5/10
総評:5/10
総評は7点以上なら幅広くオススメできる。5点を下回ると駄作。5~6点なら題材やジャンル、原画家などで個人的な加点があればやってみてもいいのでは?という感じか。
【ストーリー】
「時間を5分間だけ巻き戻すことができる魔法の懐中時計」を手に入れた金持ちのボンボンの少年が、それをうまく使って失敗を回避しつつ恋人作って童貞卒業したい、と目論んで行動するが、そんなもの無くても失敗を糧に前向きに生きる少女に感銘を受けて、真摯に異性と向き合うようになっていく…という感じのストーリー。
プロローグ部分である程度の話の盛り上がりが用意されていたりと後の才気の片鱗はある。説教臭さを感じない程度に人生訓が織り込まれていていたり、ジュブナイルらしい爽やかさもある。
しかし、こういう「日常±1」程度の振れ幅しかない題材設定のストーリーでは、自分が最も価値を置く「心揺さぶられる感覚」はどだい無理な話である。
よくまとまってはいるが、この設定では上中下3段階評価のうちの中を超えることは決してできず、自分が他の人にオススメしたいと思うこともない。
【エロ】
克氏の絵は相変わらず素晴らしい。しかし、本作ではそもそも本編中にHシーンがなく、エピローグ後扱いのおまけシーンが各キャラ2つあるだけ。正直これはどうなのか?これではサプライズがない。サプライズは興奮を煽る要素になりうるというのに…。また、ルート内に存在しないので、そのキャラへの感情移入が一番高まったところでシーンになだれ込むという「勢い」の助けもない。おまけシーン形式はIFのシーンや時間的に大きく離れたシーンなど、本編中では不可能なもの以外はデメリットが大きいと感じた。
また、内容面もいわゆるエロゲ的お約束の域を出ず、アオイトリで自分を唸らせたような細部に渡るこだわりは感じられなかった。
【サウンド】
BGMはごく一部の曲は良かったが、全体的には平凡。ボーカル曲も特筆すべき点なし。ボイス演技の質に不満は特にないが伏字処理あり。短くてもピー音が入ってしまうとやはりいささか馬鹿っぽい。
…という感じ。
『未来ノスタルジア』や『明日の君に逢うために』よりは少しだけマシだが、本作も「この手のゲームの初心者になら悪くなさそうだが、目の肥えたユーザーにとってはとりたててプレイする価値のないゲーム」の域は出ていなかった。
まあ、自分の趣味にはあわなかった、というだけの話なのかもしれない。たとえばジブリ映画なら自分はラピュタは大好きだが魔女の宅急便やとなりのトトロはさほどでもないしな。当たり外れがあるのを覚悟して発掘を続けるしかないか…
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