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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
ここ一年ほどの間に2つのストーカー事件が世の中を騒がせた。
ストーカーにはいろんなパターンがあるらしいが、振られた男がストーカーと化す事件がやはり数・深刻さともに目立っているように思う。

恋愛の一般的な効能の一つに「自己を肯定されている感覚が得られること」があると思うが、それの裏返しは自己を否定されている感覚なわけで、いろんな物事と比較して考えても精神的に相当なダメージを与える事柄だろう。

駄目もとで気軽に交際を始めて、フィーリングがあったら交際を続ける…という軽~いスタンスであれば別れてもダメージは少ないだろうが、時間を掛けてじっくり恋心を育てた片思いとかだと精神的に重すぎて、それを失うのは心の一部をもぎとられるような痛みを伴うのは必定。

そう考えてみると、恋愛における一途さ・純情さなど恋愛ストーリーの美しさを引き立てるためぐらいの価値しかなく、現実に生きていくうえではむしろ有害ではないか?と思えてならない。愛情は友情と同じく時間をかけて醸成されるもので、恋心とは別物であるとするならば、恋心こそが毒なのか。交際を申し込むきっかけにはいいかもしれないが、長い間溜め込むようなものではないということか。

また、特にバブル期前からバブル期にかけて続けられていた『恋愛至上主義』---を掲げた商業的プロパガンダ…その実態は女の物欲を煽ることで男に金を使わせようという『恋愛商業主義』にほかならない---も、恋愛せずば人にあらず的な価値観を当時の人々に植え付けたように思う。

これに嫌気がさした男は二次元に適応したりして現実の恋愛から距離を置くようになったのだが、そのような適応が出来なかった男は恋愛への満たされない想いを抱えたまま生き続けたわけで…これが世の中で発生したストーカー事件の何割かの原因の一つだと考えるのは飛躍だろうか?
中国の一人っ子政策は壮大な社会実験だと言われた。しかし社会への大規模な働きかけは全て何らかの社会実験である。大量生産大量消費を促す商業的プロパガンダが大量の肥満者を生み出し、恋愛を商業化するプロパガンダが大量のストーカーを生み出したと後世の研究者達が結論付けたとしても、自分は少しも不思議には思わない。
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