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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
『月影のシミュラクル -解放の羽-』のあっぷりけの作品で萌えゲーアワード2010・大賞金賞・ユーザー支持賞・キャラクターデザイン賞金賞受賞作。DMMの夏の半額セールで購入。

評点は以下のとおり。いずれも7点が及第点(=それ目的でお金と時間を割く価値がある)。

ストーリー:6/10
エロ:5/10
サウンド:5/10
総評:5/10

総評は7点以上なら幅広くオススメできる。5点を下回ると駄作。5~6点なら題材やジャンル、原画家などで個人的な加点があればやってみてもいいのでは?という感じか。

【ストーリー】
母親を失う事故以来離れていた故郷へ里帰りし、夏祭りの手伝いをしている間に野生動物によるものと思われる奇妙な事件が相次ぐ。その謎を追ううちに、故郷に伝わっている伝承との関連性を疑うようになる…という感じのストーリー。
伝奇サスペンスだが、全体的にサスペンス性は薄めののんびりした展開で、テキストを読み進めさせる誘引力は弱い。キャラの魅力を引き出すことに注力している印象があり、少しサスペンス色のある萌えゲーという感じ。
読み物として見た場合、話の整合性はしっかり取れているがエモーショナルな演出は淡泊で、感情を揺さぶる力が弱い。この感想は『月影のシミュラクル -解放の羽-』と同じだが、あちらのほうがストーリーがコンパクトでサスペンス色が強いため締まった印象であるのに対し、こちらは少々だらっとしている。「悪くはない」という程度の内容でストロングポイントがない作品には、どうしても厳しい評価になってしまうな。

【エロ】
1つだけIF的な内容で凌辱があるが、基本的に交感のみ。内容は悪くないが特に強いこだわりが感じられるわけでもなく、エロ目的でプレイするようなゲームではない。

【サウンド】
特にマイナスの印象もないがプラスの印象もない…。エモーショナルな演出が弱く感じた一因であることは言うまでもないだろう。OP曲やED曲にもこれといった感慨なし。

…という感じ。同ブランドの代表作と目されているが、自分としては月影のシミュラクルのほうが見るべき点が多く感じられた。なお、同じ萌えゲーアワード2010で大賞銅賞だったのが『素晴らしき日々 ~不連続存在~』である(未プレイ)。尖った作品と評判だし、シナリオ賞金賞だし、ケロQ系列は音楽の評価も高いので、絶対にこちらのほうが自分向きだろう。
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プロフィール
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ゲーム会社勤務
趣味:
電源不要ゲーム
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