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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
映画館にて視聴。
3D映画は初体験。現在の3D映像技術を知るために見る価値は十分あった。通常はスクリーン手前でクリッピングされてしまうエリアにオブジェクトを配置したカットを作ることができるので、単なるこけおどしではなく映像表現での幅を広げることができるというのは間違いないところ。
ガス弾が手前に転がってきたときには体が思わず回避行動をとってしまった。

さて、何かといろいろ言われるストーリーだが。
単純すぎる、ご都合主義過ぎるというのがわからないほど無能だとは思えないので、「小難しいことを考えずに3D映像体験を存分にお楽しみください!」というのが意図的にストーリーを単純化した理由の一つだろうと思う。
で、もう1つ。この過度の単純さは、複雑な現実と対比した「ゲーム内世界」の、難しいことを考えなくてすむシンプルさをカリカチュアライズしたものと考えられる。

以下ネタバレを含むので別記。

そもそも「アバター」という名前自体が容易にゲームを連想させるし、主人公がナヴィに受け入れられる過程やクライマックスなどのご都合主義っぷりも「ゲームでいかにもありがちなストーリー展開」としてカリカチュアライズされたものと考えれば納得がいく。

もう少し詳述すると…
主 人公は五体不満足になってそれまでの自分のキャリアも台無しになり、有能な兄と比較されて貶められるという非リア充の極致のような状況にあった。それがアバター に接続してから、ほぼ地球が滅亡した時代においては味わいようもなかった鮮烈な生の実感を得て、ほかのナヴィ族にも認められていくようになった。そしてこのネト充っぷりが加速していく一方でリアルの理不尽さを強く感じさせられた主人公は、ついに「よし!俺はリアルを捨ててネットの世界で生きる!」と決意。リアル世界の勢力と戦うことで意識のうえでリアル世界と決別、最後に本当にリアルの肉体を捨ててアバターに転生する。

どうだろう?これは非リア充者にとってのファンタジー、今の時代の一側面を切り取った戯画ではないかね?
こう考えればあの単純過ぎ、ご都合主義的過ぎなストーリーも多少味わい深く感じられるのだがどうか。
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ゲーム会社勤務
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電源不要ゲーム
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