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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
「ひかりのうみのアペイリア」と読む。
例によって、DMMのGWセールで安かったので買っておいたものをプレイ。

評点は以下のとおり。いずれも7点が及第点(=それ目的でお金と時間を割く価値がある)。

ストーリー:8/10(ハードSFが苦手なら-1)
エロ:7/10
サウンド:6/10
総評:8/10(ハードSFが苦手なら-1)

総評は7点以上なら幅広くオススメできる。5点を下回ると駄作。5~6点なら題材やジャンル、原画家などで個人的な加点があればやってみてもいいのでは?という感じか。

【ストーリー】
ネタバレになるので詳細は伏せるがとにかく要素もりだくさんで、ガワはライトだが中身はハードSFサスペンス。
ハードSFとは、Wikipediaでは「科学的知見および科学的論理をテーマの主眼に置いたSF作品」とされているが、「hard to readなSF作品」という意味合いも少なからずあると思われる。SF的知識がないと内容を理解するのが難しく、さらにそれに基づいて作品内解釈で新たに展開される理論にもついていかなければならないからだ。読者を選ぶことは間違いない。
本作の、さらに読者を選ぶ要素として下ネタがある。これのため、ハードSFとしての要素もどこまで真面目にやってるのか判断に困ること請け合い。だが安心してほしい。本作はガチのハードSFであり、かつ下ネタもガチだ。つまり、すべての要素が本気で作られているということだ。説明のために割かれるテキスト量は尋常ではなく、図解も多用されるが、難読を乗り越えた先にはセンスオブワンダーとカタルシスが待っている。4人のヒロインも皆それぞれに見せ場があり、魅力的に描かれている。ハードSFがいける口の人は恐れず進みたまえ!

【エロ】
恋愛要素ありなので交感としてのHシーンは当然あるが、主人公の願望を満たすようなシーンもあり、いわゆるエロゲ的お約束を合理的に説明できる状況あり、でエロ方面は相当練られている。シナリオライターは只者ではない。上記の通り、ヒロインが魅力的なのも加点ポイント。CGが弱いのが残念だが、それでも及第点はあげられる。

【サウンド】
ボイス演技はとても良い。しかしBGMは凡庸極まる。ボーカル曲についても特に語るべきところはない。

…という感じ。
このシナリオライターが只者でないことはよくわかったので、他の作品にも当たってみたい。

【おまけ:最初の選択ルート】
ましろ。放置したら一番不幸になりそうなキャラだったから、だろうか。
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プロフィール
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男性
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ゲーム会社勤務
趣味:
電源不要ゲーム
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