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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
ねこねこソフトの系譜ブランドであるコットンソフトの作品。ゲームカタログで良作判定だったのでチェックしておいたタイトル。DLSiteの半額セールで購入。

評点は以下のとおり。いずれも7点が及第点(=それ目的でお金と時間を割く価値がある)。

ストーリー:7/10
エロ:4/10
サウンド:6/10
総評:6/10

総評は7点以上なら幅広くオススメできる。5点を下回ると駄作。5~6点なら題材やジャンル、原画家などで個人的な加点があればやってみてもいいのでは?という感じか。

【ストーリー】
サスペンス色の強い泣きゲー。題材は人の生と死を扱うもので、重たい。三章構成で、一章では男2人が主人公のよくあるサスペンス付き恋愛ゲーという感じだが、章が進むといろいろな登場人物の視点でストーリーを多角的に描写する形になり、入り組んだ話の全体像がわかるようになっている。さらに、「年表」というシステムがあり、ストーリー中で語られなかった過去の時期の出来事をサブエピソードで補完している。
このような緻密な作りのためか、複数のシナリオライターが参加しているが各ストーリーに齟齬は見られず、一貫性が保たれている。
さて、最初に泣きゲーと言った。題材が題材だけに、どのエンディングもほろ苦さを帯びた内容で、スタッフロールでは少々ウルっとくることだろう。エモーショナルな演出が特に優れているというほどではないが、この手のゲームに求められる水準には達しているように思う。
一章の序盤のベタベタすぎるギャルゲーのノリが痛いが、そこさえ乗り越えれば良質なドラマが待っているので頭を低くしてやり過ごしてほしい。

【エロ】
ねこねこソフト系列という時点でわかっている人にはわかっていると思うが、エロ目的でプレイするようなゲームではない。

【サウンド】
全体的にやや古臭い感じがするが、ゲームには合っており悪くはない。スタッフロールでのBGMはちゃんと泣ける曲なので、その点だけでも評価に値する。

…という感じ。話としての完成度は高いが、自分にとっては登場人物に生々しさが足りない感じがして少々没入感が削がれた。総評7点には惜しくも届かず、というところか。
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プロフィール
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男性
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ゲーム会社勤務
趣味:
電源不要ゲーム
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