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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
『私が好きなら「好き」って言って!』(以下、『わた好き』)のゲームシステムの発展元。チュアブルソフトの出世作でコンシューマ移植もされている。美少女ゲームアワード2008 純愛系作品賞銀賞、キャラクターデザイン賞銀賞受賞。ゲームカタログでは良作判定。
評点は以下のとおり。いずれも7点が及第点(=それ目的でお金と時間を割く価値がある)。

ストーリー:7/10
エロ:5/10
サウンド:5/10
総評:6/10(青春恋愛ものが好きなら+1)

総評は7点以上なら幅広くオススメできる。5点を下回ると駄作。5~6点なら題材やジャンル、原画家などで個人的な加点があればやってみてもいいのでは?という感じか。

【ストーリー】
メインライターは『ハピメア』シリーズの森崎亮人氏。
交通事故で記憶を失った主人公が、幼馴染や友達の女の子と学生生活を送る。彼女たちとの間にはそれぞれ過去に何かがあったと思われるのだが…?やがて彼女たちのうちの一人と親密になっていくが、恋人になるには、あるいはなってからは、その過去と向き合わずにはいられなくなる…という感じのストーリー。
上記のような書き方をするとやけにサスペンスフルな印象を受けるが、基本的には楽しく学生生活を送って恋愛するゲーム。システムは前述のとおり『わた好き』の発展元。日付はなく、一か月単位で行動ポイントが与えられ、ポイント消費量が明示されたイベントアイコンを選んでそれを読む。登場キャラの誰に関係したイベントかは可視化されているので、基本的には好感度を稼ぎたいキャラを選べばよい。GOALと記されたイベントを実行すれば基本的にその月は終わり。
告白タイミングは自分で選べるが、好感度が足りないと告白失敗で、好感度は引き継ぎ可能というのも『わた好き』と同じ。相違点は女の子からの告白を待つというのが無いのと、引き継ぎ時に好感度の多寡を調整できないところ。こうしてみると『わた好き』のシステムは本作の発展形というのがよくわかる。
好感度さえ溜まればいつでも告白できることから恋愛の盛り上がっていく感じは薄いのだが、「記憶喪失&自分が覚えていない過去」というのをうまく使っていて告白後のクライマックスでの盛り上がりはなかなかのもの。主人公の記憶喪失によって過去の想いが行き場を失ってしまったり、一度知られてしまったことが知らない状態に戻ったり、良い意味で関係がリセットされたりと、記憶喪失設定の掘り下げが巧みで興味深かった。

【エロ】
甘ラブいちゃいちゃを堪能できる内容。まあ、絵柄はソフトだし学生同士の恋愛の域を出ないのでエロ目的で買うようなゲームではない。

【サウンド】
可もなく不可もなしで、BGMに特に印象に残ったものは無い。また、歌の種類は多いがだいたいがポップな感じなので自分の趣味には合わなかった。

…という感じ。楽しい学生生活の恋愛もの・記憶喪失ものとしては十分高品質なので、そういう路線を求めている人には十分オススメできる。自分はこの前にプレイした『レコンキスタ』が重めだったので、このハッピーライフな感じが口直しあるいは箸休めとして良かった。この次はまた読み物系に向かう予定。

【おまけ:最初の選択ルート】
足利はねる。明るく活動的で気のおけない女友達タイプは昔から好きなキャラ類型。しかも小柄ながら身体的には一番グラマラスというのもなかなか狙ってきてますな。まんまと釣られてますが。
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プロフィール
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MOS&FK
性別:
男性
職業:
ゲーム会社勤務
趣味:
電源不要ゲーム
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