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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
FKは社会人になったときに可処分時間の使い道を絞り込んで、アニメはほとんど観なくなっていたのだが、今期は2本観た。
コードギアスR2はコードギアスを観ていたから続きとしてごく順当に。コードギアス自体は評判が良いから途中から追いかけたもので、評判に恥じない出来だった。
で、R2はどうかというと、大体毎回何かしらのサプライズを入れつつアクションシーンも見栄え良くこなし、作画崩壊もなく、伏線等もちゃんと回収して一貫した流れで結末まで持っていったということで、十分評価に値する出来だと思う。ハッピーエンドじゃないけど、最後にとってつけたようなハッピーエンドになられても困るしあれでいいのだろう。

ブラスレイターは虚淵が噛んでるということで観てみた。GONZOのCGアニメ部分は出来が微妙でしょっぱなから不安に。前半13回で人間の愚かさ醜さを見せつけて悲しみと怒りを溜め込んで、後半で発散・・・されねー!
各登場人物が各々の私情も交えつつ大義の戦いに身を投じるのだが、敵方は常に余裕綽々で戦っても戦っても状況が好転せずカタルシス皆無。主人公が強化パーツの副作用で暴走し、親しかった少女を殺してしまってようやく暴走を抑えこみこれで最強状態か?と思ったらあっさり強化パーツを破壊されて敗北。ナニソレ。
最後まで、それなりに派手で激しい戦いはしつつもやっぱりカタルシスは皆無で、でも一連の事件にケリはつき、生き残った面々が祝福されてハッピーエンド。・・・ハッピーエンド?
キリスト教絡みのことがやけに多かったが、「主がほんとうにおられるなら、なぜ正しい行いをしている者や敬虔なる者を救ってくださらないのか?」という陳腐すぎる問いに作中の人物達(特に神父)が答えられないのはマズいだろう。エセ宗教家、エセ信徒と言われても反論できまい。
というのは、そもそも宗教は説明不能な事象や解決し得ない理不尽等の矛盾に対する回答装置であり、それらの矛盾は全て神や悪魔、来世などに収束させるべく作られている。
であれば、先の問いに対しては「現世での生は、真の生である来世、死後の行き先を決めるための試験である。苦境にあっても道を誤らないか、信仰を捨てずにいられるかを神は見ておられる。現世での生がたとえ苦痛に満ちたものであり、現世的な幸福とは無縁に死を迎えたとしても、神への信仰と祈りを絶やさず正しい道を歩み続けたのであれば死後に幸福と安らぎに満ちた世界での永遠の生が約束される」といったようなことを即座に答えられねばならない。でなければ何のための宗教かわからない。
で、そんな陳腐な問いと、そんな不確かな宗教観念に立脚してドラマを展開されてもなー。評価に値するものになるはずがないと思うんだがどうだろう。
結論。虚淵がなにかしらに起用されても、虚淵の文章がなけりゃ価値無し。
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プロフィール
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職業:
ゲーム会社勤務
趣味:
電源不要ゲーム
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