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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
いわゆる完全ローグライクダンジョンに潜ってみた。20回ほど。そして結論付けた。
このゲームはダメだ。
ダメ続編の典型だ。
すでに完成されたゲームシステムに対してバリエーションやプレイボリュームの増量を行った結果、ゲームバランスが崩壊して面白さが損なわれた。
たとえるなら、カタンの開拓者の続編を作るにあたって「産出する資源が前作の二倍の10種類、特殊効果を持つ開発カードが3倍の9種類、ゲームをより長く楽しめるように勝利点20点で決着するようにしました!」と誇らしげにアナウンスしているぐらいに愚かしい。
そのように変更が加えられても、遊ぶことはできるだろう。だが確実につまらなくなる。

一言で切って捨てても説得力がないから具体的にどうダメか挙げていってみようか。
・アイテムの種類が無駄に増えすぎ。おかげで「使ってみて挙動で識別」が困難。しかも、表面的に似た挙動を示すようなアイテムをわざわざ増やしている。
・アイテムの種類が増えても所持品枠の数は変わらない。ただの飛び道具に木の矢、鉄の矢、銀の矢、毒の矢、石、魔法の石、ようがん石、ブーメラン等と種類を増やされても、所持品枠を占有されるだけ迷惑。
・ストーリー本編がLV&武器盾強化引継ぎ前提で作られているせいか、完全ローグライクダンジョンにおいては敵が強すぎる。武器や盾が十分強く、LVも可能な限り上げていても、敵2体と連続で戦うだけで瀕死。3連戦になったらアイテムを使わない限りほぼ死。
・アイテムが未識別状態であるのみならず、使おうとしたら「呪いがかかっている」と言われて効果が発揮されなかったり、あまつさえひとくいばこが化けていたりすることもある。ひとくいばこは最序盤以外ずっと出てきて、序盤に出ると一撃で殺されることもある。
・トルネコの攻撃にファンブルが多い。普通に敵が強いのにファンブル率が高いのであっというまに窮地に陥り、アイテムに頼らざるをえなくなる。しかし前述の通りアイテムにすら罠が潜む。

まあ、要は理不尽に難易度が高すぎるということだ。
シリーズのお約束として、完全ローグライクダンジョンは最高難度だとしたい気持ちはわからんでもないが、適正なバランスで遊ばせて欲しかったぜ。
で、完全ローグライクでないパートは引継ぎ要素バリバリで、楽なダンジョンでルーチンワークして引継ぎ要素強化&攻略対象ダンジョンでは逃げに徹するというクソつまらないプレイが最適解。ため息しか出ないね。

これがダメ続編の好例と成り果てていることについては弁護の余地もないが、だからといって、前作から何もいじらないでいいかというと、それではユーザーは満足しないだろう。たとえばときメモ2は変わらなすぎだ。2というよりシナリオ2かってぐらいだ。
かくのごとく、続編の制作は難しい。
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職業:
ゲーム会社勤務
趣味:
電源不要ゲーム
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