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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
当ブログの10年前のエントリで『コミュ -黒い竜と優しい王国-』に言及しているが、それと同じ暁WORKSのタイトル。原画家もライター陣も同じ。DMMのGWセールで安かったのでプレイ。

評点は以下のとおり。いずれも7点が及第点(=それ目的でお金と時間を割く価値がある)。

ストーリー:7/10
エロ:5/10
サウンド:6/10
総評:7/10

総評は7点以上なら幅広くオススメできる。5点を下回ると駄作。5~6点なら題材やジャンル、原画家などで個人的な加点があればやってみてもいいのでは?という感じか。

【ストーリー】
巌窟王的復讐譚+学園+異能バトル、という『コードギアス 反逆のルルーシュ』を強く想起させる内容。日常系ではないので展開はだらだらしておらず、読み進めやすい。
どこかで見たような設定も多いとはいえ、近未来SFとしてはかなりしっかりと掘り下げられており、最終的に恋愛ではなく人間の意志への賛歌として話を締めているのも良い。バトルを中心に、熱い展開も多い。
主人公の語りがやたら仰々しく多弁なのは少し鼻につくが、コードギアスでもそういう面はあったし了解可能な範囲か。あと気になったのは、最終シナリオのラスト付近の「すごい身体的代償を払ってとにかく頑張り、限界状況をどうにか乗り越える」→「もっとすごい極限状況が続けてやってきて、ぼろぼろの体を酷使してやっぱりとにかく頑張ってどうにかする」という流れ。Fateで衛宮士郎が似たようなことやってて同じように「ええ…(困惑)」と思った覚えがある。セイバーの鞘による加護、みたいな理由もなしでああいうことをやられると、自分の状況か周囲の状況についての描写のどこかを疑わざるをえなくなる。端的に言えば、冷める。
そういうマイナスポイントもあるが、量産型学園恋愛エロゲーと比べれば間違いなく面白いといえる出来だった。

【エロ】
基本的に交感としてのHシーンで数も多くはないが、エロくしようという意図は感じられる。せっかくこういう描写をしてるなら差分も用意してよ!と思う箇所があり、その不満が解消されていれば7点あげてもよかった。

【サウンド】
BGMに特に不満は感じなかったが、全体的にややチープな印象がある。ボイスには問題なし。

…という感じ。追加シナリオや、コンシューマ版からの逆移植部分を含む完全版もあるようなので、セール等で機会があればやってみたい。
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ゲーム会社勤務
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電源不要ゲーム
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