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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
・アニメ・漫画・ゲームも「準児童ポルノ」として違法化訴えるキャンペーン MSとヤフーが賛同 - ITmedia News
・小寺信良:「児童ポルノ法改正」に潜む危険 (1/3) - ITmedia +D LifeStyle
・MIAU :「準児童ポルノ」に関する公開質問
リンクが「神は細部に宿り給う」の該当エントリからの引き写しなのだが、リンク先を見るためにまず該当エントリに飛んでくれ、というのも微妙なので直接貼っておいた。この記事を読むに当たっては、少なくとも一番目のリンク先には目を通しておいてもらいたい。
さて、ゲーム業界に身をおく者としてはこの手の問題は看過できない。ゲームもまさしく表現物の一形態であり、その規制に関する話だからだ。加えて法学を学んだ身としても、触れておかずにはいられない。
結論から先に言ってしまうと、「準児童ポルノ」なるものを規定し処罰する法律は違憲無効である。
実在児童を被写体としたポルノグラフィーの制作はまさしくそれ自体が児童の性的搾取および虐待行為そのものであり、これを罰することに異論の余地はないが、実在児童のポルノグラフィーを視聴することが児童の性的搾取や性的虐待を増加させる原因になっているという信頼に足る統計的資料や学術的な研究成果はいまだ存在しない。規制法規には国民の権利を抑圧するに足るだけの法益を有しているという明白な根拠が必要であり、少なくとも現時点ではポルノグラフィーの視聴・単純所持を規制するに足るだけの根拠が存するとはいえない。
そしてこのことは実在しない児童についてのポルノグラフィー(以下、バーチャル児童ポルノ)についても同じことが言え、バーチャル児童ポルノの視聴が実在児童の性的搾取や性的虐待を増加させる原因になっているという明白な根拠はない。ゆえにその視聴や単純所持を規制する根拠もなく、さらにはその制作を規制する根拠もない。なぜなら、バーチャル児童ポルノの制作においては実在児童の性的搾取および虐待行為が存在しないからである。

これは法学をすこし真面目にやった人間なら誰にでもわかることだと思う。
もしこれがわかっていないのなら、不見識であると言わざるをえない。
不見識でない(=確信犯)なら、①売名行為、②規制利権狙い、③とにかく声を大きくしてごり押ししようと考えている、のどれか(あるいはこれらの組み合わせ)であろう。
③が一番厄介そうだ。無理が通れば道理が引っ込むというやつである。
まさか、MSとヤフーが単なる不見識とは思えないので売名行為なのは確実だろう。あさましい限りだ。
規制利権狙いだとしたらなかなか目端が利くと言えるかもしれない。あさましいことに違いはないが。
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