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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
ウルトラファイトのノリで。1対1の対決で最強のクリーチャーは何か?
ルールは以下の通り。
・手札なしライブラリなしドローなし。選ばれたクリーチャーだけがコマンド領域にある。
・プレイヤーのライフは20。ライブラリーアウト負けはなし。
・コマンド領域もしくは手札にある呪文はマナコストを支払わずに唱えることができる。
・先攻と後攻を一回つづ行う。勝ちで+1点、負けで-1点、引き分けで0点。二回の合計がプラスなら勝利。

サンプルファイト「荒廃鋼の巨像VSウラモグ」
荒廃鋼の巨像が先攻の場合。
先攻1ターン目:荒廃鋼の巨像が戦場に出る。
後攻1ターン目:ウラモグが唱えられ、破壊効果が誘発するが荒廃鋼の巨像は破壊されない。ウラモグが戦場に出る。
先攻2ターン目:荒廃鋼の巨像がアタック。ブロックしないとプレイヤーが死ぬのでブロックせざるをえないが、ブロックすると感染でウラモグが墓地に。そのあとライブラリに戻るがドローが無いので二度と戦場に出られない。荒廃鋼の巨像の勝利。

ウラモグが先攻の場合。
先攻1ターン目:ウラモグが唱えられ、破壊効果が誘発するが対象がいない。ウラモグが戦場に出る。
後攻1ターン目:荒廃鋼の巨像が戦場に出る。
先攻2ターン目:ウラモグがアタック。滅殺で荒廃鋼の巨像が生け贄に捧げられ、ライブラリに戻るがドローが無いので二度と戦場に出られない。ウラモグの勝利。

結果:引き分け。

と、こんな感じ。
さて、このMtGファイトのダイヤグラムもしくはメタゲームはどのようになるでしょう。
答えはCMのあとで。

---------

このルールだと滅殺持ちのエルドラージ達が抜けて強い。滅殺1でもあれば、ほとんどの相手に勝てる。なぜなら、後攻の場合でも1回のアタックでプレイヤーを倒せるクリーチャーでもない限りスルーして返しで滅殺すればすむから。そして、1回のアタックでプレイヤーを倒せるクリーチャーはセラのアバター、荒廃鋼の巨像ぐらいしかいない(このルールだと、フェイジは出た瞬間に敗北するので戦力外)。大祖始も滅殺の前にはどうしようもない。
特殊な例外として、共生するワームはエムラクールの手相手に勝利できる(先攻なら勝利、後攻なら引き分けのため)。
さらに滅殺持ちエルドラージ達の中ではやはりTimeWalk効果を持つエムラクールと破壊効果&破壊されないウラモグが段違いに強い。ウラモグVSエムラクールは引き分けだが、エムラクールは荒廃鋼の巨像相手に勝つことができる。

しかし、この最強のエルドラージもネクラタルや叫び大口であっさり死んでしまう。ウラモグは破壊されないが、誘惑蒔きや顔無しの解体者の前にはなすすべもない。実際はこの対戦だと「先に唱えたほうが負ける」ので両者唱えることができず引き分けになる。正義の執政官、まやかしの預言者、深淵の門番、マラキールの解体者などが相手の場合も引き分けになる。アタック抑制効果を持つ魅力的な執政官や風生まれの詩神も引き分け。

こうしてみると、エムラクールとウラモグは負けになる相手がおらず、誰が相手でも少なくとも引き分けに持ち込めるように見えるが、1つ例外がいる。ウラモグ相手に勝利できるクリーチャーが。

それは霜のタイタンである。ウラモグが誰にでも勝てるor引き分けになれるのは先攻で滅殺、後攻で破壊効果のおかげなので、そのどちらも封じ込めることができる霜のタイタンは非常に強力である。
ただし、霜のタイタンは大祖始や墨溜まりのリバイアサンに負けるし魅力的な執政官や風生まれの詩神にも負ける。

以上から結論を出すと…

・最強はエムラクール。少なくとも誰相手でも引き分けには持ち込める。
・ウラモグは霜のタイタン以外なら誰相手でも少なくとも引き分けに持ち込める。
・霜のタイタンはウラモグに勝てるという点で貴重な存在であり、全体的に見てもかなり強力な部類だが、サイズで勝る被覆持ちやプロテクション持ち、アタック抑制効果&飛行持ちなどには負ける。
・除去相当のEtB効果を持つクリーチャーは除去耐性がある相手以外なら少なくとも引き分けに持ち込める。PiG能力や生け贄に捧げての効果を持つクリーチャーも似たようなもの。
・除去耐性(被覆やプロテクション)持ちは除去相当EtB効果持ちに対して強い。
・除去耐性を持っているだけの相手なら滅殺持ちのエルドラージ達で勝てる。
・アタック抑制効果&飛行持ちである魅力的な執政官&風生まれの詩神はエムラクールとウラモグには引き分け。そのほかのエルドラージ達には勝利できる。
・荒廃鋼の巨像は破壊効果に耐性があり、先攻にまわればほとんどの相手にブロックを強要させて一本取れるが、破壊でない除去相当EtB効果やアタック抑制効果&飛行持ちには負ける。
・エムラクール、ウラモグ以外の滅殺持ちのエルドラージ達は上記の相手のうちエムラクール、ウラモグ、霜のタイタンには負けるが残りとは引き分け。上記の相手以外のほとんどの相手に勝てる。
・深淵の門番、マラキールの解体者、まやかしの預言者などはエルドラージ相手に引き分けがとれる。特にマラキールの解体者は飛行のおかげでエルドラージ以外でもほとんどの相手に引き分けがとれる。
・肉袋の匪賊は全ての相手に引き分けがとれる。クローンもそれに近いが、伝説でない滅殺持ちエルドラージ相手に負ける。
・アノワンも面白い立ち位置のクリーチャー。エムラクールとウラモグには負けるものの霜のタイタン、大祖始、誘惑蒔きなどに勝てる。ほかのほとんどのクリーチャーに勝つか引き分けになれるが、マラキールの解体者に負けたりする。

…という感じになる。
なので、5対5のチーム戦とかにするとこれらのうち誰が誰に当たるか?というのがポイントになる。先鋒エムラクールを予想して顔無しの解体者を出したら大祖始が来た、とか。勝ち抜きにするかどうかでも変わってくる。

なお、「唱えられる呪文があるときは必ず唱えなければならない」というルールを追加して、クリーチャーが戦場にいない状態でのにらみあいという間抜けな状況が起こらないようにすると若干の変化がある。これだと肉袋の匪賊が後攻なら引き分けにできるものの先攻なら単に自滅するだけなので価値が大幅に下落する。戦場に残ることもできない肉袋の匪賊が最強候補の一角というのは著しく直感に反するので、こちらのルールのほうがいいのかもしれない。
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プロフィール
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職業:
ゲーム会社勤務
趣味:
電源不要ゲーム
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