電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
素晴らしい、と絶賛するほどではないが高品質の映画。見所も十分。とりあえず二時間半以上の時間を全く退屈させなかった点だけでも評価できる。見て損はしない。
以下、ネタバレありでの評価。
以下、ネタバレありでの評価。
結局、やってることが単なる犯罪で、そこと並列して語られるコブの過去もまったく私的な話に過ぎないあたりがいまいち燃えられない理由かと。ストーリーの中でパッと見一番感動的な一幕が、ロバートが息絶えた父親の手を取って自分自身で道を切り開いて生きる決意をするシーンなんだけど、それってお前超騙されてるよね!って感じで苦笑いせずにはいられない。つまり、視聴者の共感を得にくい話なわけだ。
さらに、コブのトラウマであるところのモルの死についてだが、「そもそもなぜモルは夢の世界から戻りたくなくなったのか?」についての説得力が乏しい。いかに夢の世界では全能の神のごとき力をふるえるとしても、現実世界に二人の子供が待っている女が、コブと二人きりで永遠を過ごすことを選択するというのは性格設定としてエキセントリックにすぎる。
そんなわけでストーリーには満点をあげられないんだけど、SFアクションとして見た場合には(細かいアラやツッコミどころはいくつかあるものの)ギミックは斬新で面白い。センス・オブ・ワンダーは十分です。
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