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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
中国製の食品その他の安全性問題について伝え聞いた事例で驚かされるのは、その異様にずさんで近視眼的な手法である。
製品の重量を水増しするために、人体に有害であると知れている物質を混ぜる。
製品の見た目を良くするために、人体に有害であると知れている着色料を使う。
作業工程を省くために、工業用品の衛生管理レベルで食品を扱う。

こんなことをしたら、いずれ問題が発生して追及を受け処分されて職も社会的信用も失う、と予想できる。我々の一般的感覚であれば。

それがなぜ、実行されるに至っているのか?いくつか理由が考えられる。
1)ノルマに追いまくられている等の理由で長期的な視野を持てないほど追い詰められた人間が作っている。もしくは、長期的な視野を持てるほど頭が良くない。
2)現場での品質管理をはじめ、ありとあらゆるチェック機構がずさんでまともに機能していない。で、実際に被害が発生したり、輸出先の国のチェックに引っかかったりしてはじめて露見する。このため、目先の問題を先送れる期間が長い。
3)責任の所在があいまいな作業体制。
4)仕事についての誇りやモラルの欠如。おそらく、自分の仕事の成果がエンドユーザーにどのように届くかを確認して充足感を得たり、仕事に対して持った情熱を反映できるような体制にない。
5)どんな手段を使っても利を得さえすればよいとする極端な「勝てば官軍」的思考。

…どれをとってもロクなものではないが、このような露骨に劣悪な製品を生み出す土壌がかの国にあるのは間違いないところであり、加えて言えば「露骨でなく劣悪な製品」はさらに多く存在すると容易に想像できる。
日本国内でもあったような、賞味期限をごまかしたり、病死肉や腐りかけた肉を少しづつミンチに混ぜたり、といった、チェックに引っかかりにくかったり、即座に健康被害として現れない類の。
「安い労働力」というウリが使えなくなりつつある中国だが、徐々にでも品質をウリにするようにしていかないと本当に行き詰ってしまいますぜ?
…まあ、その品質を手っ取り早く得ようとして、かの国で何が行われているか、を考えると救いようがない気もしてくるが…。溜め息が出るな。
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