電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
「獄庫に一目惚れ」というタイトルでマローが獄庫に関する記事を書いている。リリース時点でゲーム上に存在しない事物について言及するカードデザインに関しての話は興味深く読んだが、「このカードの出来に私はとても満足している」という部分には大いに異を唱えたい。正直言って、このカードの出来には満足してほしくない。
理由は、「獄庫のフレーバーの再現性が不完全で恣意的」であり、そのわりには「プレイヤーを興奮させるようなカードパワーが無い」という2点である。
クリーチャーを閉じ込める力を持ち、破壊されたときにそれらが解放される、という部分については、獄庫のフレーバー的に完全に一致しており、ゲーム上での再現の仕方も完璧であるといっていいだろう。
しかし、どのように閉じ込めるかはまったくフレーバーにあっていない。起動コストを支払ってタップして対象のクリーチャーを閉じ込める?獄庫が能力を発揮するために、毎回誰かがマナを注ぎ込んでいるとでもいうのだろうか。しかも、自分のクリーチャーを閉じ込めるためには必要なマナが少なくてよい?獄庫は邪悪なる敵を封じ込めるために作られたものではないのか。実際はグリセルブランドとともにアヴァシンも閉じ込めてしまうような無差別性を持っているわけだが、それは条件を満たしたら自動的に発動してしまう性質のものだからであって、「対象を取って起動させる」というデザインは全くその性質にそぐわない。
たとえば以下の様なデザインなら、フレーバー的には完璧だといえる。
獄庫 ver.2 (3) 伝説のアーティファクト
いずれかのクリーチャーが死亡する場合、代わりにそれを追放する。
獄庫が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、それにより追放されたすべてのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
これなら、死に瀕して弱体化したクリーチャーを敵味方の区別無く自動的に吸い込んで幽閉してしまう獄庫のフレーバーにぴったりである。しかし、この性能では除去満載のコントロールデッキに対する保険&不死や墓地からの復活系の能力対策としてしか使えず、神話レアにふさわしい興奮をプレイヤーにもたらすカードパワーを備えているとはいえない。そこで、フレーバーを損なう変更を一点だけ加える。
獄庫 ver.3 (3) 伝説のアーティファクト
いずれかのクリーチャーが死亡する場合、代わりにそれを追放する。
獄庫が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、それにより追放されたすべてのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。
これなら、除去満載のコントロールに入れて片っ端から敵のクリーチャーを殺せば、最終的に獄庫を割ったときにそれらを全てかっぱらうことができる。不死や墓地からの復活系能力対策としても依然使用可能。
まあ、ここまでやってもTier1のデッキに入る性能とは思えないわけだが。性質上、単体で無条件に強いカードには決してなりえないので仕方の無いところではある。
理由は、「獄庫のフレーバーの再現性が不完全で恣意的」であり、そのわりには「プレイヤーを興奮させるようなカードパワーが無い」という2点である。
クリーチャーを閉じ込める力を持ち、破壊されたときにそれらが解放される、という部分については、獄庫のフレーバー的に完全に一致しており、ゲーム上での再現の仕方も完璧であるといっていいだろう。
しかし、どのように閉じ込めるかはまったくフレーバーにあっていない。起動コストを支払ってタップして対象のクリーチャーを閉じ込める?獄庫が能力を発揮するために、毎回誰かがマナを注ぎ込んでいるとでもいうのだろうか。しかも、自分のクリーチャーを閉じ込めるためには必要なマナが少なくてよい?獄庫は邪悪なる敵を封じ込めるために作られたものではないのか。実際はグリセルブランドとともにアヴァシンも閉じ込めてしまうような無差別性を持っているわけだが、それは条件を満たしたら自動的に発動してしまう性質のものだからであって、「対象を取って起動させる」というデザインは全くその性質にそぐわない。
たとえば以下の様なデザインなら、フレーバー的には完璧だといえる。
獄庫 ver.2 (3) 伝説のアーティファクト
いずれかのクリーチャーが死亡する場合、代わりにそれを追放する。
獄庫が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、それにより追放されたすべてのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
これなら、死に瀕して弱体化したクリーチャーを敵味方の区別無く自動的に吸い込んで幽閉してしまう獄庫のフレーバーにぴったりである。しかし、この性能では除去満載のコントロールデッキに対する保険&不死や墓地からの復活系の能力対策としてしか使えず、神話レアにふさわしい興奮をプレイヤーにもたらすカードパワーを備えているとはいえない。そこで、フレーバーを損なう変更を一点だけ加える。
獄庫 ver.3 (3) 伝説のアーティファクト
いずれかのクリーチャーが死亡する場合、代わりにそれを追放する。
獄庫が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、それにより追放されたすべてのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。
これなら、除去満載のコントロールに入れて片っ端から敵のクリーチャーを殺せば、最終的に獄庫を割ったときにそれらを全てかっぱらうことができる。不死や墓地からの復活系能力対策としても依然使用可能。
まあ、ここまでやってもTier1のデッキに入る性能とは思えないわけだが。性質上、単体で無条件に強いカードには決してなりえないので仕方の無いところではある。
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