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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
アヴァシンの帰還の全カードが公開されたことを受け、ファーストインプレッションを。

★再録が多い。特に、M10以降の基本セットからの再録は、基本セットのカードの寿命の短さ問題への対応策の1つか。
 独立したリミテッド環境になる大型エキスパンションだから基本的なカードを多く収録する必要があった、というのももちろんある。

★リミテッドは飛行クリーチャーをめぐる攻防を中心としている感じで、同じく独立したリミテッド環境となっていたエルドラージ覚醒ほど面白いものではなさそうな印象。

★奇跡というメカニズムは運ゲー臭が強くて好きになれない。R&Dやっちまったな、という印象のタダ強カードである時間の熟達を除けばタイミングを問わず使って強いカードはほとんどなく、奇跡で使うのでなければ正直コストの重すぎる大味なカードばかり。かろうじて、天使への願い、終末、轟く怒りぐらいか。終末は、普通に使うことも一応考慮できる範囲。轟く怒りは赤のルーター能力との相性がまあまあなので。天使への願いは奇跡で使うことが前提。4ターン目以降に引ければそれだけでゲームに勝てるかも。それが楽しいかどうかは別問題だが。

★個別に。
解放の天使はコーの空猟師の上位種。色拘束が強くなったのはマイナスだが、もともと面白いカードなので見込みは十分ある。
修復の天使。単純に4マナ3/4瞬速飛行と考えただけでもかなりのパフォーマンス。パーミッションが組みたくなる。
銀刃の聖騎士。クリーチャーが突然二段攻撃を得る可能性があるというのは危険極まりなく、除去がインスタントかそうでないかの有用性評価を左右する可能性がある。
終末。いかなるインチキも許さない完全リセット呪文。重いのは問題だが、信頼性でそれを補いうる。
エルゴードの盾の仲間。呪禁を付与する効果の中では実はけっこう使えるほうかもしれない。単体の性能としては凡庸きわまりないが、タフネス3であることだけは評価に値する。
順風。スピリットトークン+ドラグスコルの隊長を軸にしたデッキにおいて、もれなく強化できるのは清浄の名誉だけだったので白がメインとならざるをえなかったが、このカードのおかげで塔の霊やランタンの霊とかを入れるパターンが考えられるようになった。有望。
孤独な亡霊。書いてあることは強いが評価は難しい。普通に考えれば、回避能力なしの5マナ4/4の青クリーチャーを運用できるデッキは環境に存在しない。が、回避能力を持たせれば全体除去からこいつを守っているだけでゲームに勝てるだろう。個人的には使ってみたいカードではある。
タミヨウ。全体除去との相性がいいので、プレインズウォーカーコントロール向きのプレインズウォーカーであるように見える。
時間の熟達。撃つことが可能でさえあれば撃って損する局面はまったくないという点で最も奇跡を有効に活用できる効果であり、結果として究極のタダ強カードになった。リスクは2マナ揃うまでに引いてしまう可能性ぐらい。これほど下品なデザインのカードは初めて見た。
血のやりとり。財布に優しくコントロールデッキを組めるという点で良カード。…シガルダが優越感丸出しの顔でこっちを見ながら笑っている…。
灰口の悪魔王。墓所這い、黒猫、組み直しの骸骨、不死持ちなどを使えばペナルティは軽減される。ついに組み直しの骸骨の時代か…?
悪魔の監督官。走り回るスカージを思い出させる、コストに対してハイパワーなフライヤー。ほとんどクリーチャーレスのコントロールなら全く問題なく使えるし、PIG能力持ちをこいつで活用するのも面白い。
狂気堕ち。煙突よりもずっと使いづらそうな印象。スタックに置く順番を調整して相手から先に被害を及ぼさせることができない、カウンターの数を調整できない、手札を追放してもいいので盤面を縛る速度が遅い、などが理由。
人殺しの隠遁生活。ヘビーコントロールにおける組み直しの骸骨が神様のようになる可能性を秘めたカード。複数枚張って意味があるのが大きい。
殺戮の波。ご大層な名前と、ぱっと見凄そうな効果だが、まったくもってダメとしかいいようのない全体除去。正直ひどい。
奈落に住まう騙し屋。バウンスとの相性が良好。倦怠の宝珠で他のデッキを妨害しながら、というのも面白い。
火炙り。1体につき3点というのは実はかなりばかにならない。7体揃えて即死狙い、というのはあまり現実的でないにせよ、ウィニーの速攻で削れるだけ削り、通らなくなったあたりで火炙りを使って9点入れてフィニッシュ、とかいうのは可能そう。トークンと併用しづらいRRRという色拘束がネック。
グリセルブランドの猟犬。殴り役としてはかなりの戦闘力。ただ、スライには重いのでややコントロール寄りのデッキ向けか。
火柱。不死クリーチャーが幅を利かせる環境なので追放できるのは魅力的なのだが、インスタントでないのが痛い局面も多そう。赤頂点があるうちは赤頂点でよいように思える。
苛立たしい小悪魔。赤単速攻系1マナ域の新しいエース候補。もっとも、クリーチャーでなく本体火力相当だが。
豊かな成長。地味に嬉しい多色サポート。ロスは1マナだけであり、タイミングの工夫でカバーしやすいのがGOOD。
国境地帯のレインジャー。地味に嬉しい再録。出産の殻の3マナ域候補。
べラドンナの行商人。こいつ+組み直しの骸骨+迫撃鞘で、4マナごとにクリーチャーを1体破壊できる砲台が完成する。
原初のうねり。すごいバカカード。
ウルフィーの報復者。性能は高く、アルビノトロールを彷彿とさせる。火葬が再評価されるきっかけになるかも。
妖術師の衣裳部屋。戦場に出たときの誘発能力を何度も使いまわしたり、不死持ちをリフレッシュしたりできるが、重さは否めないところ。とはいえ、個人的に使ってみたいカードではある。
錬金術師の隠れ家。この土地を含め7マナ分あれば審判の日をインスタントタイミングで撃てる。9マナ分あれば太陽破の天使をインスタントタイミングで出せたりする。青緑という色の組み合わせがネックだが、そこをクリアできるなら思った以上にいい働きをしてくれそうな土地である。
僻地の灯台。まあこっちの土地のほうが安定して有用でしょうな。
処刑者の要塞。能力は2つともコンバットトリックとして役に立たない。土地でパワー強化ができるだけで十分という説はある。起動にかかるマナが安くで済むので、速攻系のデッキ向け。
魂の洞窟。三色以上にまたがる単一種族のデッキというのが考えにくいので、種族デッキのマナサポートとしてこれを使うのはスタンダードでは見込み薄。下の環境なら、ツリーフォークを指定してドランとか、ゴブリンデッキとかエルフデッキとか同盟者デッキとかいろいろありそう。
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プロフィール
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性別:
男性
職業:
ゲーム会社勤務
趣味:
電源不要ゲーム
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