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電源不要系同人サークル「Paper Entertainment Factory」のアナウンスと、適当な駄文。
先週の土曜はプロキシーを使わないですむ範囲でレガシー用デッキをたくさん作った。
そのうち1つを紹介。

「TATSUJIN親和」
<クリーチャー 23>
4 羽ばたき飛行機械
4 電結の働き手
4 電結の荒廃者
4 金属ガエル
4 エーテリウムの達人
3 マイアの処罰者
<呪文 18>
4 バネ葉の太鼓
2 彩色の宝球
2 真髄の針
4 頭蓋囲い
2 投げ飛ばし
4 物読み
<土地 19>
4 教議会の議席
4 囁きの大聖堂
4 大焼炉
4 ダークスティールの城塞
2 ミシュラの工廠
1 空僻地
<サイドボード 15>
4 トーモッドの墓所
2 大祖始の遺産
4 アメジストのとげ
3 沈黙の調停者
2 火薬樽

笑ってしまうほど、ほかのデッキと必要カードがかぶらない親和。せっかくなのでアラーラ出身の新鋭、エーテリウムの達人を採用してみた。
アーティファクト土地のせいで、あっというまにスタンダードでは考えられないようなサイズに膨れ上がる。
自身を含め場に10個のアーティファクトがあるときに頭蓋囲いを装備したら20/10、アタックするまでもなく投げ飛ばしでゲームエンド。
個別にいくつか解説。
ミシュラの工廠:ここの2枚はちらつき蛾の生息地がベストだが、持っていないので次善。
真髄の針:破滅的な行為を使われると城塞と処罰者以外の全てを吹っ飛ばされるのでその予防。それ以外にも十手を止めたり不毛の大地を止めたりと仕事はいろいろ。
アメジストのとげ:ストーム系のコンボデッキ対策としてはこれ以上ないほどの会心のチョイス。
沈黙の調停者:数で押してくる部族デッキに。

さて。親和には天敵がいくつかある。
戦争の報い、禍汰奇:ほとんど対親和専用なので滅多に遭遇しないが、当たったらあきらめよう。
無のロッド:頭蓋囲いを装備できないだけでなく空僻地とミシュラ以外からマナが出なくなる。
破滅的な行為:親和付きのカード以外は全て低いマナ域なので甚大な被害を受ける。真髄の針でメインから対策しているが、仕組まれた爆薬や名誉回復で針を割られるとどうしようもない。

この中でメインから入ってくるのはやはり破滅的な行為。これを使うのは黒緑白か青緑黒、あるいは4色以上のデッキであることが多い。
そこで考えたのが・・・
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レガシーに魂を引かれつつある私が賞与明細を見たときに、心の中で悪魔が囁いたのです。
「買っちゃえよ」
そして私の心の中に悪魔に抗弁する天使はおらず、私に残された選択はしぶしぶ悪魔に従うか、悪魔とがっちり握手してエンジョイ&エキサイティングを満喫するかの二択だったのです。

ここに告白します。7月4日~5日に山手線圏内のMtGを扱うカードショップでレガシー関連のカードにやけに売り切れが増えたのは私のせいであると。

その期間のことはよく憶えていない。断片的な記憶と、一部残ったレシートから再構成すると...

7/4
Savannah(白緑デュアルランド) 3780?
Bayou(黒緑デュアルランド) 4320?
Scrubland(白黒デュアルランド) 4320?
Taiga(赤緑デュアルランド) 3780?
Windswept Heath(白緑フェッチランド) 4枚セット 10350?(1枚あたり2588?)

7/5
月の大魔術師 663×3枚
根絶 883×3枚
タルモゴイフ 4482
Flooded Strand(白青フェッチランド) 4枚セット 12592(1枚あたり3148)
もみ消し 4枚セット 8506(1枚あたり2127)
梅澤の十手 1736
闇の腹心 1971×2枚
墓忍び 1296

値段は各種割引後の、実際に支払った額。

計63742円か...途中で古いカードを何枚か売って3900円を得たのでだいたい60000円。
L資金として用意した100000円を使い切るには至らなかったな。
正直、もみ消し4枚とかは「無いなら無いでデッキ組めるけど・・・」と躊躇したが、ここでアクセルを踏み込んでしまえばこの先ずっと悩む必要がなくなるのでやっちまいました。
だいたいFKの今までのパターンでは、箱買いした時点で0~1枚しか出なかった高額レアはあきらめて、スタンダードリーガルな期間はそれらのカードに対して恨(ハン)を抱きつつ目の仇デッキを組み、スタンダード落ちを待つ・・・というスタンスだった。あるいは、プロキシーを使うとか。

代表的な恨カードとして記憶に残っているのは...
・マスティコア →レガシーではお呼びじゃない
・破滅的な行為 →「エクテンで使うかも...」とスタンダード落ち直後に安価でキープ
・魂売り →レガシーではお呼びじゃない
・獣群の呼び声 →タイムシフト
・影魔道士の浸透者 →タイムシフト
・ダークスティールの巨像 →再録
・火と氷の剣 →レガシーでの採用頻度は低め
・包囲攻撃の司令官 →再録
・正義の命令 →レガシーでの採用はまれ
・闇の腹心 →レガシーでも大活躍!
・黒焦げ →レガシーではお呼びじゃない
・心霊破 →同上
・根絶 →レガシーでもなかなかの活躍
・月の大魔術師 →むしろレガシーで大活躍!
・タルモゴイフ →レガシーでも超活躍!

だが、レガシーだと落ちるのを待つもへったくれもない。だったらうじうじ悩むより思い切って買ってしまったほうがマシだ!!と心のアクセルを踏み込んだ俺がいた。

とにかくこの2日間はよく動いた。自転車で。
7/4 家→池袋→家→アキバ→池袋→例会→家
7/5 家→新宿→アキバ→池袋→家→新宿→家
少々疲れたよ・・・なんだか寒いんだ・・・もう眠ってもいいかい・・・?
・・・
おっと、人生という名の日記の最後の一ページを記すにはまだ早い。
エヴァ破を観にいく約束があるから出かけなきゃ。

予告どおりその2...に進む前に、コンボデッキへの対抗手段にいくつか追加。
・血染めの月、月の大魔術師
デュアルランド、フェッチランドが多用される環境であるため、これらのカードの効果で赤マナしか出せなくなり動きが阻害されるデッキはコンボデッキに限らず数多い。
・相殺
レガシーは使用カードが低マナ域(0~3)に固まる傾向があるので相殺が非常に効果的なのだが、これはコンボデッキに対してもあてはまる。特に複数のカードを駆使するチェインコンボや、1ターンに何回も呪文をプレイするストーム系は、そのうちのどれか又はいくつかが自動的に打ち消される状況ではコンボを決めることはかなり難しくなるだろう。相殺を使うデッキでは渦巻く知識や師範の占い独楽を併用して狙った呪文を打ち消せるようにライブラリトップを操作するわけだが、それなしでも打ち消される「可能性」はあるので相手としてはコンボ始動のアクションを起こしづらくなる。
・ガドック・ティーグ
4マナ以上の非クリーチャー呪文and/orコストにXを含む非クリーチャー呪文がキーカードになっているコンボは、この爺さんが戦場にいる限り沈黙せざるをえない。

そのうえで、現時点でレガシーについて考えるにあたって念頭に置くべきこと、その2。
「アグロデッキのキルターンが最速3ターン、平均4ターン」
たとえばナヤバーンだと
1t:フェッチランドからTaiga→野生のナカティル
2t:フェッチランドからPlateau→密林の猿人、渋面の溶岩使い、ナカティルパンチで3点
3t:フェッチランドから適当な土地、ナカティルと猿人パンチで5点(計8点)、稲妻(計11点)、Chain Lightning(計14点)、溶岩使いの能力起動(計16点)、TaigaとPlateauを代替コストにして火炎破(計20点)

親和でも2tに頭蓋囲いがついて7点以上のパンチ、3tでもう一回パンチして投げ飛ばし、というパターンで3tキルを達成可能。
このスピードは、バーリトゥード(何でもあり)でアグロを極めたら金魚相手ならこれくらいいくよね、という感じで、現行スタンダードでもデッキによっては金魚相手の4tキルは達成可能である。

こういう高速アグロへの対策はスタンダードでもおなじみで、
・軽除去
・ブロッカー
・対策パーマネント
あたりを駆使することになる。もちろん、相手の使うカード全般への対抗手段になるカウンターや手札破壊も相手の攻めを続かなくさせるのに役立つ。

1)軽除去
ナヤバーンの例でも出てきた稲妻は全ての環境を通して見ても最強の1マナ火力。もちろん除去としても役立つ。火力を兼用しない純然たるクリーチャー除去では、剣を鍬にが無条件で追放できる点で最高性能。ただし、相手にライフを与えてしまう点で高速アグロデッキ自身が使うには若干難あり。
スタンダードでも活躍する流刑への道は、デメリットはあるものの剣を鍬にに次ぐ2番手。
それ以外の選択肢では、マナ域が低いレガシーならではの燻しや、ピッチスペルの殺し、Contagion、Pyrokinesisなどが挙げられる。
また、クリーチャーに限らず除去できる仕組まれた爆薬は速度的にもアグロに対抗しうるし、1体多交換になる可能性もあって強力。
2)ブロッカー
一般論として、ブロッカーは「除去でどかされる」ことがあるためアグロへの対抗手段としては頼りない。が、火力で除去されたなら本体への火力を軽減したも同然だし、非火力除去を積まざるをえないレベルのブロッカーなら相手のデッキの尖り具合を抑えさせることもできる。アグロ側も多用するタルモゴイフは2マナ2/3~5/6であり、3/4を超えたら1枚のカードでは対処困難。スタンダードでもおなじみ台所の嫌がらせ屋はそのライフゲイン効果と、ブロッカーとして優秀な性能が買われてレガシーでも一部のデッキで採用される。
また、バントカラーが出せるならロウクスの戦修道士も対アグロ性能が高い。最近のカードは強いなぁ。
3)対策パーマネント
高速で展開された三なる宝球、虚空の杯はアグロに限らずどんなデッキでも減速させる。血染めの月は赤以外を出しづらくして赤比率の高いデッキ以外の動きを阻害する。相殺も運がよければ自動打ち消し器になってくれるし、渦巻く知識や独楽を併用すれば確実性が大幅に上がる。
完全なアンチクリーチャーとしてのパーマネントでは、亡霊の牢獄、プロパガンダ、Moat、謙虚などをごく一部の防御的なコントロールデッキが使用する。もちろん速度的に厳しいので除去やブロッカーと併用する。
他に、コントロール奪取の方法としてヴィダルケンの枷が使われたり、マナ域の低いレガシーならではの不忠の糸、サイドからの精神支配、フェアリーを中心に一部で誘惑蒔きの採用が見られる。

さて、コンボとアグロを説明してきたことで漠然とレガシーのスピード感覚がイメージできてきただろうか。
ここで比喩として、ボクシングの試合を想像してもらいたい。
コンボは瞬発力とパンチ力に異常に特化し、スタミナは皆無に近いボクサー。アグロはやや劣るものの高い瞬発力とパンチ力を持ち、そのぶん安定性と若干のスタミナがある。
コンボは一発で相手を倒すことを目指す。もしかわされたらもうスタミナ切れを起こし、スタミナが回復するまで二発目は撃てない。コンボ同士はどちらが先に一発当てるかの勝負である。
アグロは一発にはこだわらず、第一ラウンドの間に相手を倒すことを考える。相手に捌かれて第一ラウンドが終了したらスタミナ切れを起こし、フットワークは切れを失いパンチはへろへろになる。アグロ同士でお互いのクリーチャーを除去しあう展開になると、クリンチを繰り返してたま~にぺチッとパンチを飛ばすしょっぱい試合になる。
つまり、「序盤の数ターンの攻防が最も重要であり危険。ほとんどはその期間で勝負が決まる。お互いが攻め手を捌きあう展開になったら後はグダグダ」と言うことができる。
なぜグダグダになるか、というとこれらのデッキは速度に特化した関係でカードアドバンテージを取る手段や引き増し、大量のマナを有効活用する手段など中盤以降に有利な手段がほとんどあるいは全く含まれていないためである。

ここで、第3の勢力が見えてくる。
攻めの速度は平凡であるものの、相手の攻めを捌く能力に長け、アドバンテージカードやエンジンを積み、中盤以降に真価を発揮するデッキタイプである。
さらに、第4の勢力として、メインから積んだ対策用パーマネント(汎用性の点から三なる宝球、虚空の杯、血染めの月、月の大魔術師あたり)を高速で展開して相手の動きを止め、その間に勝負を決めてしまうデッキタイプ。
以上4つのカテゴリが特化度やハイブリッド率によってさらに細分化され、メタが混沌としているのがレガシーの特徴であり現状であるといえよう。

最後に、非常に参考になった、そして読んでて面白かったBlogを紹介。
レガシーのある生活
開始日が2008年9月29日なのでそこから順に読んでいくといいと思います。
なお、カードの値段については10ヶ月前であるということと、地域差があることを念頭において参考程度に見るのが良いでしょう。レガシーのカードの値段はここ一年ずっと値上がり傾向にあるらしいですし関東は特にエターナル人気が高いため高めの相場です。

M10非公認フルスポイラーが公開された。
脊髄反射的に思ったことを書くぜ!

・Air ElementalとDjinn of  Wishes
これって普通にセット内上位互換だよね。かつて第4版でウスデン・トロール(アンコモン)が灰色オーガ(コモン)に対して上位互換だったように、「どうですお客さん?アンコモンよりレアのほうが強いでしょう?」という影のセールストークが聞こえてくるようなこの2枚の関係。ふっ、えげつない商売しやがるぜ!

・Serra AngelとBaneslayer Angel
これってほぼセット内上位互換で、かつあからさまに強いよね。かつてリバイズドでGranite Gargoyle(レア)が灰色オーガ(コモン)に対してほぼ上位互換で、かつあからさまに強かったように、「どうですお客さん?アンコモンより神話レアのほうがはるかに強いでしょう?」という影のセールストークが聞こえてくるようなこの2枚の関係。ふっ、全くえげつない商売しやがるぜ!

・Captain of the Watch
5マナと6マナの差は大きいです。少なくとも雲山羊のレインジャーが落ちるまで出番はなさそうな。

・Celestial Purge
黒使いと赤使いは泣いてよろしい。余が許す。

・Elite Vanguard
種族兵士の新しいサバンナライオンだって...?しかもアンコモン。兵士デッキ始まったな。

・Guardian Seraph
4マナ3/4飛行にプラス能力持ち。今まで白には4マナ3/3飛行すらごく限られたものしか存在していないというのに。どこまでいくのこのパワーインフレ。
「レジェンドは正直すまんかった。マルチカラーは複数の異なる色マナを要求する=プレイしにくいんだから、もっとカードパワー高くすべきだったんだよ!」→「カードパワーの高いマルチカラーのカードをたくさん出してみました。お客さんも大喜びです」→「よかったよかった。さてコアセット用にデザインしたカードを再チェックしてみるか。...あれ、なんだかカードパワーが低いなぁ。これじゃインパクトが薄いよ。もっと客受けするカードを作らなきゃ!」とかいう展開じゃないだろうな。マジでありそうなのが困る。

・Honor of the Pure
現代版十字軍。色拘束が減って自分のクリーチャーだけに影響するようになりました。十字軍は首を吊って死にました。

・Mesa Enchantress
いい読みだ祖弩者氏!

・Planar Cleansing
あれ、Wrath of Godは?

・Divination, Essence Scatter, Mind Control, Act of Treason
こういう名前を変えただけのカードってのは許しがたいな。過去のそれなりに有用なカードが使えなくなるだけだからな。

・Hive Mind
なんで6マナも払って相手も利用できるのよ。意味がわからない。

・Merfork Sovereign
レガシーやエクテンのマーフォークデッキに入るかどうか微妙なライン。元祖うなぎ王は2マナなのが偉いし、メロウの騎兵もぐるぐる誘発能力がかなり便利なもんで。

・Polymorph
これはあれですね、Darksteel Colossusしか入ってないデッキで一体目に撃って二体目を呼んでくるんですね、わかります。

・Disentomb, Kelinore Bat
こういう名前を変えただけのカードは...いや、お前らはどうでもいいや。

・Doom Blade
Terrorが再生を許すようになったかわりにアーティファクトクリーチャーも殺せるようになってエスパー相手の不利が減った。名前の厨度もアップ。

・Sign in Blood
良呪文Night's Whisperの色拘束が増えたかわりに相手にも撃てるようになった。とどめ以外で相手に撃つケースは少ないだろうが、もともと良呪文なのでこれも期待が持てます。

・Tendrils of Corruption
これは黒コン使いには嬉しい再録。

・Warpath Ghoul
アディオス、スケイズ・ゾンビ!

・MutilateもDamnationも無し
黒使いは泣いてよい。余が許す。

・Goblin Chieftain
Goblin Warchiefと同様にゴブリンに速攻を与えるが、他の効果が違う。レガシーのゴブリンに入りそう(レガシーではラッキーか薬瓶経由で出ることが多いのでコスト軽減がそれほど美味しくない希ガス)。

・Lava Axe
またかよ!と言う事なかれ。これは「対象の、忠誠度5以下のプレインズウォーカーか、ライフ5以下の対戦相手を破壊する」という呪文であり、リミテッドでプレインズウォーカーに対抗できるごく限られたカードの1枚なのだ!というか、白に忘却の輪も信仰の足枷もないのは唖然とした。マジでプレインズウォーカー無双させるつもりかR&D。

・Acidic Slime
忍び寄るカビが1マナ増えたら接死付き2/2がおまけについてきた。これも熟考漂いと同じく、場にブロッカーを展開しつつ従来のユーティリティ呪文の仕事をこなす結構いいカードだと思います。
しかし、なぜ「対象の非クリーチャーパーマネントを破壊」にしなかったのかと小一時間。

・Ant Queen
他のカードとのシナジーをまるで考慮しないその勇姿に全米が震撼した。

・Borderland Ranger
護民官の道探しがエルフでもウォーリアーでもドルイドでもなくなって部族シナジーを根こそぎ失った姿。涙無しには語れません。...それでも普通に使えるカードではあるんですが。

・Elvish Archdruid
エルフのロードは多いですが、ティタニアの僧侶能力も同時に持ってるこいつはやっぱりエクテンやレガシーでも採用されそうです。

・Great Sable Stag
カメレオンの巨像もそのうち消えるよ、と思ってたらこんなやつが。こいつにMagebane Armorとか付いたら白除去以外では対処できないね。といいたいところだけど白除去大流行でこいつ自体があまり使われないという未来が見えます。

・Kalonian Behemoth
ラスのない世界では無双生物かもしれません。皆さん接死の準備をお忘れなく。

・Nature's Spiral
リミテッドでやっとのことで落としたプレインズウォーカーをこれで回収されてorzする人が目に見えるようです。というか普通にDisentombの一万倍強いと思います。でも構築では微妙なライン。

・Regenerate
またこういう訳者泣かせのカードを...

・Windstorm
ハリケーンからプレイヤーへのダメージが無くなったかわりにインスタントに。カウンターの隙をつきやすいインスタントにして青対策としての側面を強めつつ、緑らしくない本体火力を無くすということで基本セット向きな変更だと思います。

・Darksteel Colossus
スタンダードでは重過ぎて出番がなさそう。なんとか頑張って出して即座に基本土地と交換になる未来が見えます。

・Gorgon Flail
地味に良い装備品っぽいです。滅消の杭より軽いし、1づつとはいえP/Tが上がるのもいい。ピンガーが即席ヴィザラになるのは同じだし。

・Magebane Armor
タフネスの上がり方がハンパないです。非戦闘ダメージを軽減する能力がなくても十分赤いじめな装備品。

・Pithing Needle
はい、これがこのセットに収録された、打ち消しとダメージ以外の方法でプレインズウォーカーをなんとかする唯一のカードです。拍手! ...拍手やめ!回れ右!全体駆け足!R&Dに向かって突撃!

ちなみに6マナも払って土地でないカードを全て破壊する、なんてのは「なんとかする」には含まないんだぜ?

・Gargoyle Castle
隠れ石の強化版。トータル6マナ相当なのでコストはほぼ同じ。3/4飛行になったのは強化。トークンなのは弱点。フルパーミッションなどに普通に入りそう。あるいはビッグマナ系?ミシュラランド無くなるしね。

・Terramorphic Expanse
初心者の財布にやさしい多色サポートカード。基本セットの定番になって欲しい。

いろいろ思うことはあるけども。
とりあえずコモンとアンコモンのために1BOX買っとこう。と思った。

初めてレガシーのデッキを組んでから二ヶ月弱。4つほどデッキを組み、対戦してみて、それまで断片的だった知識が自分内で体系的に把握されつつあるのを感じる。その内容をメモとして書き残しておこうと思った。
同時期に始めた人たちにも何かの参考になるかもしれないし、何かしらの指摘や示唆がもらえたら有益なエントリになりうるだろうから。

現時点でレガシーについて考えるにあたって念頭に置くべきこと、その1。
「コンボデッキのキルターンが最速1ターン、平均2ターン」
アド・ストーム、放火砲、セファリッド・ブレックファスト、フリゴリッド等、デッキの組み方にもよるものの、2ターン程度でコンボを決めてくるデッキはレガシーでは珍しくない。
実のところ、レガシーがここまで高速化したのはわりと最近のことではないか。少なくとも時のらせん以前はここまで速くなかったと思う。
次元の混乱の猿人の指導霊、未来予知のナルコメーバ、アラーラの断片のむかつき。少なくとも未来予知がなければセファリッド・ブレックファストとフリゴリッドは1ターンは遅くなっている。また、ひそかにローウィンの思案もその高いサーチ性能でコンボデッキの速度と安定性アップに一役買っている。
キルターンが1ターン早まれば、全てのカードの価値判断を見直すに十分な理由となる。
なので、MtG wiki等で紹介されている時のらせん以前のレガシー仕様デッキは現在では速度的にお話にならない可能性がある。

では、その高速化されたコンボデッキにどう対抗するか。おおまかに言って3つの方法がある。
・カウンター
・手札破壊
・対策用パーマネントを設置
順に見ていこう。

1)カウンター
先手1ターンキルに対してはピッチカウンター(具体的にはほぼForce of Willのみ)しか対抗策たりえない。後手1ターンキルや先手2ターンキルならもみ消しや目くらましも使用可能。対抗呪文などの汎用カウンターが使用可能なのは後手2ターンキル以降だけ。ここまでくると対抗策というには苦しい。
というわけでForce of Will、目くらまし、もみ消しが候補になる。
2)手札破壊
先手1ターンキルには対抗不能。後手1ターンキルや先手2ターンキルに対しては思考囲い、強迫、陰謀団式療法、ピッチの暴露などで干渉し、コンボの成立を崩せる。暗黒の儀式経由ならHymn to Tourachもコンボを崩せる可能性があるが、あれはどちらかといえばカードアドバンテージを得るための手段であろう。
というわけで1マナの3種と暴露が候補になる。
3)対策用パーマネント
ここはかなり細分化される。汎用性の高いものから挙げよう。
・虚空の杯
ほとんどのコンボデッキはライブラリ操作やマナ加速を使うため、こちらも何らかのマナ加速を経由して1ターン目にX=1で置く。相手によってはX=0で置くだけでもデッキの動きを阻害できる。
・三なる宝球
コンボデッキは1ターンに軽いカードを連打してコンボパーツやマナを揃えることが多いが、どんな軽いスペルにも最低3マナの支払いを要求するこのカードは相手デッキの速度的優位を完全に奪ってしまう。ピッチスペルの優位性も奪うためきわめて強力だが、3マナとやや重めであり、かなり強力なマナ加速性能を持ったデッキでないと1ターン目に置くのは難しい。
・エーテル宣誓会の法学者
前述の、「1タ-ンに軽いカードを連打」という動きを禁止してしまう。法の定めや秘儀の研究室も同じことをより完全に実現できるが、こちらは2マナであり、しかも2点クロックでもあるという大きな利点がある。
・翻弄する魔道士
キーカードを禁止することで、相手は翻弄する魔道士を一時的にでも排除する手段を引くまでコンボを決められなくなる。ただし、1本目はキーカードを的確に指定するのは難しいかもしれない。
・虚空の力線
墓地を利用するコンボデッキへの対策としては最強のカード。初手に来るまでマリガンしたり、血清の粉末と併用したりすることも珍しくはない。そのほかの墓地対策としてはトーモッドの墓所、大祖始の遺産など。
・真髄の針
起動型能力を利用するコンボデッキならこれで対策できるが、相手が迂回路を用意している場合もあるので注意。たとえばセファリッド・ブレックファストなら基本的にはコーの遊牧民を指定すればいいがコーのシャーマンを出されるとダメだし、放火砲もゴブリンの放火砲を指定したら巣穴からの総出のストームを使った勝ち筋に切り換えてくる可能性がある。

そのほか、「対策用パーマネント」ではないがクリーチャー絡みのコンボなら一般的なクリーチャー除去でコンボが崩せる場合がある。その点でセファリッド・ブレックファストは非常に高速ではあるものの崩されやすいコンボデッキである。

以上を踏まえて、その2に続く。

レガシーは基本的に多色環境だが、幅広いエキスパンションから選りすぐられたカードを使えるので単色デッキでも今までのパワーカードのオールスターのようなデッキを組むことができる。
これは黒単使いとして一回は組んでみなけりゃならんでしょう、ってことで組んでみた。

「レガシー仕様黒単」
<クリーチャー 11>
2 ナントゥーコの影 
1 川の殺し屋、シグ
4 惑乱の死霊
4 エレンドラ谷のしもべ
<呪文 27>
4 苦花
4 暗黒の儀式
4 強迫
4 Hymn to Tourach
2 陰謀団式療法
2 暴露
2 梅沢の十手
2 呪われた巻物
3 Contagion
<土地 22>
15 沼
3 血染めのぬかるみ
4 不毛の大地
<サイドボード 15>
2 暴露
1 Contagion
4 燻し
4 次元の狭間
4 仕組まれた疫病

12枚の手札破壊+惑乱の死霊で相手の手札をぼろぼろにして、立ち直る前に十手か苦花か呪われた巻物で寄り切ってしまおうというデッキ。サイドは対コンボデッキ用の追加の手札破壊、墓地対策、あとは主に対ゴブリン用の仕組まれた疫病、対クロックパーミッション用の燻し、という感じ。
回してみた感じ、やはりムラっけが強い。ピッチスペルやナントゥーコの影に使えるとはいえ、暗黒の儀式はそもそもムラっけがあるカードだし、ドロー操作やドロー強化があるわけでもないのでライブラリトップに依存せざるをえない(当たり前と言えば当たり前なのだが)。これを体感すると、渦巻く知識と思案が4枚づつ入ったクロックパーミッションやコンボデッキがメタ上で有力な位置にいるのも納得できる。
まあ、青を足すかどうかはともかく、対応力を上げるために多色化する、というのが妥当でしょうな。

今回の基本セット更新で物議を醸しているのは、従来は100%再録カードだけだった基本セットが半分ぐらいは新規カードになるというところ。10版が基本土地を別にして363枚、2010も同程度の枚数だとしたら、再録カードが180枚強も減ってしまう。過去の資産も使える、というのがMtGの良さだったのではないのか、と。
…レガシーとかに手を出し始めた我々にとってはそれほど切実ではないものの、依然として主戦場はスタンダードであるから心中穏やかでないのも確かだ。
しかし、ここで確認してみようじゃないか。10版に、現実的にデッキに入るカードがどれぐらいあるのかを。

★★★:トーナメントでもしばしば見かけるパワーカード。
☆☆☆:トーナメントレベルの効果的なサイドボードカード。もしくはコンボデッキのパーツ。
★★:パワーカードとまではいかないが高性能カード。
☆☆:面白いデッキが組める。もしくは良いサイドボードカードorメタカード。
★:場合によってはトーナメントデッキに入りうるカード。
☆:悪くないカードだけど環境が悪い。
無印:どうでもいいや。 

白 コモン
    * ありがたい老修道士/Venerable Monk
    * うろつく空狩人/Skyhunter Prowler
    * 儀仗兵/Honor Guard
    * 雲を追うエイヴン/Aven Cloudchaser
    * 啓蒙/Demystify
    * サマイトの癒し手/Samite Healer
    * 若年の騎士/Youthful Knight
    * 聖なる力/Holy Strength
    * 聖なる日/Holy Day
    * 戦士の誉れ/Warrior's Honor
    * 蘇生の妙薬/Reviving Dose
    * 空狩人の巡回兵/Skyhunter Patrol
    * ツンドラ狼/Tundra Wolves
    * 天使の壁/Angelic Wall
    * 天使の祝福/Angelic Blessing
    * 光の心/Heart of Light
    * 不動の守備兵/Steadfast Guard
    * 平和な心/Pacifism
    * ベナリアの騎士/Benalish Knight
    * 目かくし/Bandage
    * 野生のグリフィン/Wild Griffin
    * 幽霊の管理人/Ghost Warden
    * 陽光尾の鷹/Suntail Hawk
    * ロクソドンの神秘家/Loxodon Mystic

白 アンコモン
    * アイケイシアの僧侶/Icatian Priest
    * 糾弾/Condemn★★
    * 剣の壁/Wall of Swords
    * 高所/High Ground
    * 慈悲の天使/Angel of Mercy
    * セラの抱擁/Serra's Embrace
    * 祖神に選ばれし者/Ancestor's Chosen
    * 空狩人の散兵/Skyhunter Skirmisher
    * 宝捜し/Treasure Hunter
    * 魂の織り手/Spirit Weaver
    * 魂の管理人/Soul Warden
    * 魂の絆/Spirit Link
    * 沈黙のオーラ/Aura of Silence☆☆
    * 発光/Luminesce
    * バリスタ班/Ballista Squad
    * 光の大嵐/Tempest of Light
    * 法の定め/Rule of Law
    * 星明かりの発動者/Starlight Invoker
    * 矢ぶすま/Hail of Arrows

白 レア
    * ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec☆☆
    * 栄光の頌歌/Glorious Anthem★★★
    * 革命家チョー=マノ/Cho-Manno, Revolutionary
    * 風生まれの詩神/Windborn Muse
    * 神の怒り/Wrath of God★★★
    * キイェルドーの近衛隊/Kjeldoran Royal Guard
    * 高潔のあかし/Righteousness
    * 最下層民/Pariah
    * 真実の信仰者/True Believer
    * セラの天使/Serra Angel
    * 忠誠な歩哨/Loyal Sentry★
    * 天使の合唱/Angelic Chorus
    * 動員令/Mobilization
    * 万物の声/Voice of All
    * 不死の標/Beacon of Immortality
    * 物語の円/Story Circle☆☆
    * 遊牧の民の神話作家/Nomad Mythmaker
    * 陸軍元帥/Field Marshal
    * 黎明をもたらす者レイヤ/Reya Dawnbringer

青 コモン
    * エイヴンの風読み/Aven Windreader
    * エイヴンの魚捕り/Aven Fisher
    * 鏡のローブ/Robe of Mirrors
    * カブトガニ/Horseshoe Crab
    * 噛みつきドレイク/Snapping Drake
    * 雲のスプライト/Cloud Sprite
    * 雲の精霊/Cloud Elemental
    * 狡猾な抜け道魔道士/Crafty Pathmage
    * シー・モンスター/Sea Monster
    * 送還/Unsummon
    * 空民の助言/Counsel of the Soratami
    * 脱水/Dehydration
    * 脱走魔術師/Fugitive Wizard
    * 取り消し/Cancel
    * のぞき見/Peek
    * ひきつり/Twitch
    * ブーメラン/Boomerang
    * ふるい分け/Sift
    * マーフォークの物あさり/Merfolk Looter★★
    * 物知りフクロウ/Sage Owl
    * ゆらめく翼/Shimmering Wings
    * ルートウォーターの猛士/Rootwater Commando
    * ルーメングリッドの管理人/Lumengrid Warden
    * 霊魂放逐/Remove Soul★

青 アンコモン
    * アカデミーの研究者/Academy Researchers
    * ヴィダルケンの黒幕/Vedalken Mastermind
    * オーラの移植/Aura Graft
    * くぐつ師/Puppeteer
    * 幻影の戦士/Phantom Warrior
    * 時間の把握/Telling Time
    * 瞬間凍結/Flashfreeze☆☆☆
    * 説得/Persuasion
    * 空の織り手/Sky Weaver
    * 大気の壁/Wall of Air
    * 大気の精霊/Air Elemental
    * 大洪水/Deluge
    * 追憶/Reminisce
    * テレパシー/Telepathy
    * トゲ尾の雛/Spiketail Hatchling
    * 泥棒カササギ/Thieving Magpie★
    * 濃霧の精霊/Fog Elemental
    * まごつき/Discombobulate
    * 連絡/Tidings★★

青 レア
    * 機械の行進/March of the Machines
    * クローン/Clone
    * 幻覚/Mind Bend
    * 心の傷跡/Traumatize
    * 時間停止/Time Stop
    * 時間の伸長/Time Stretch
    * 深海の生息者/Denizen of the Deep
    * 切除するもの/Scalpelexis
    * セファリッドの警官/Cephalid Constable
    * 全能なる者アルカニス/Arcanis the Omnipotent
    * 脱出/Evacuation
    * ついえし希望/Sunken Hope
    * 盗用/Plagiarize
    * ハーキルの召還術/Hurkyl's Recall
    * 双つ術/Twincast★
    * マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn
    * 夢生まれの詩神/Dreamborn Muse
    * ラクァタス大使/Ambassador Laquatus
    * ルートウォーターの女族長/Rootwater Matriarch

黒 コモン
    * 暗殺/Assassinate
    * 畏怖/Fear
    * 疫病甲虫/Plague Beetle
    * 汚染された結合/Contaminated Bond
    * 街道筋の強盗/Highway Robber
    * 吸血コウモリ/Vampire Bats
    * 恐怖/Terror★★
    * 切り刻まれた軍勢/Severed Legion
    * グールの大群/Mass of Ghouls
    * 苦悩/Afflict
    * グレイブディガー/Gravedigger
    * 困窮/Distress
    * 邪悪なる力/Unholy Strength
    * スケイズ・ゾンビ/Scathe Zombies
    * 精神腐敗/Mind Rot
    * ただれたゴブリン/Festering Goblin
    * 立ちはだかる影/Looming Shade
    * ドロスのクロコダイル/Dross Crocodile
    * 貪欲なるネズミ/Ravenous Rats★★
    * 薄暮のインプ/Dusk Imp
    * ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager★★
    * 復活/Recover
    * 骨なしの凶漢/Spineless Thug
    * 本質の吸収/Essence Drain

黒 アンコモン
    * 悪人に休息なし/No Rest for the Wicked
    * 蠢く骸骨/Drudge Skeletons
    * 隠された恐怖/Hidden Horror
    * 苦悶の記憶/Agonizing Memories
    * 残酷な布告/Cruel Edict
    * 執拗なネズミ/Relentless Rats
    * 死の印/Deathmark☆☆
    * スラルの外科医/Thrull Surgeon
    * 憎悪の織り手/Hate Weaver
    * 魂の饗宴/Soul Feast
    * 魂の消耗/Consume Spirit★
    * 涙の雨/Rain of Tears★
    * ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk★★
    * 沼の悪霊/Bog Wraith
    * ネクラタル/Nekrataal★
    * 薄暮の騎士/Knight of Dusk
    * 偏頭痛/Megrim
    * 魔性の教示者/Diabolic Tutor★
    * 要塞の規律/Stronghold Discipline

黒 レア
    * アンデッドの王/Lord of the Undead
    * 疫病風/Plague Wind
    * 地獄界の夢/Underworld Dreams
    * 死闘/Mortal Combat
    * 宿命のネクロマンサー/Doomed Necromancer
    * 死を食うもの/Mortivore
    * 凄腕の暗殺者/Royal Assassin
    * 頭脳いじり/Head Games
    * センギアの吸血鬼/Sengir Vampire
    * 潜伏工作員/Sleeper Agent
    * 奈落の王/Lord of the Pit
    * 墓生まれの詩神/Graveborn Muse☆
    * 不穏の標/Beacon of Unrest★
    * 触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable
    * 墓穴までの契約/Grave Pact★★
    * 真夜中の儀式/Midnight Ritual
    * 夢魔/Nightmare
    * 隆盛なるエヴィンカー/Ascendant Evincar
    * 惑乱の死霊/Hypnotic Specter ★

赤 コモン
    * アナーバのボディガード/Anaba Bodyguard
    * 暗渠を這うもの/Duct Crawler
    * 怒り狂うゴブリン/Raging Goblin
    * 稲妻の精霊/Lightning Elemental
    * 岩アナグマ/Rock Badger
    * ヴィーアシーノの砂漠の斥候/Viashino Sandscout
    * ヴィーアシーノの飛脚/Viashino Runner
    * 丘巨人/Hill Giant
    * 抑えきれない怒り/Uncontrollable Anger
    * 火葬/Incinerate★★★
    * 金床の拳/Fists of the Anvil
    * 気絶/Stun
    * ゴブリン精鋭歩兵部隊/Goblin Elite Infantry
    * ゴブリンの空襲部隊/Goblin Sky Raider
    * ゴブリンの長槍使い/Goblin Piker
    * ショック/Shock
    * スマッシュ/Smash
    * 大地の飛礫/Spitting Earth
    * 破砕/Demolish
    * ブラッドロック・サイクロプス/Bloodrock Cyclops
    * 放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer
    * ボガーダンの炎魔/Bogardan Firefiend
    * 炎のブレス/Firebreathing
    * 溶岩の斧/Lava Axe

赤 アンコモン
    * 炎波の発動者/Flamewave Invoker
    * オーク弩弓隊/Orcish Artillery
    * 脅しつけ/Threaten
    * 火炎放射/Cone of Flame
    * 紅蓮地獄/Pyroclasm★★
    * ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics
    * ゴブリンの知識/Goblin Lore
    * 焼炉の仔/Furnace Whelp
    * 大地の精霊/Earth Elemental
    * 突然の衝撃/Sudden Impact
    * 轟きの巨人/Thundering Giant
    * 秘儀の教示/Arcane Teachings
    * 火花の精霊/Spark Elemental
    * 氷結地獄/Cryoclasm
    * 粉砕の嵐/Shatterstorm☆☆
    * 憤怒の織り手/Rage Weaver
    * 炎の壁/Wall of Fire
    * 猛火/Blaze
    * モグの狂信者/Mogg Fanatic★★★

赤 レア
    * 岩滓のワーム/Scoria Wurm
    * ゴブリンの王/Goblin King
    * ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob☆☆
    * シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon
    * シヴのヘルカイト/Shivan Hellkite
    * 心魂破/Soulblast
    * 突撃の地鳴り/Seismic Assault☆☆☆
    * ドラゴンの休息地/Dragon Roost
    * 破壊の標/Beacon of Destruction
    * ピット・ファイター、カマール/Kamahl, Pit Fighter
    * 沸血の巨像/Bloodfire Colossus
    * 分流/Shunt
    * 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander★★★
    * 魔力のとげ/Manabarbs
    * 歪んだ世界/Warp World
    * 溶岩生まれの詩神/Lavaborn Muse
    * ラースの灼熱洞/Furnace of Rath
    * 流動石の山崩れ/Flowstone Slide
    * 連続突撃/Relentless Assault

緑 コモン
    * エルフの狂戦士/Elvish Berserker
    * 大蜘蛛/Giant Spider
    * 大喰らいのワーム/Craw Wurm
    * 帰化/Naturalize
    * 木の壁/Wall of Wood
    * 木登りカヴー/Kavu Climber
    * 巨大化/Giant Growth
    * 攻撃的衝動/Aggressive Urge
    * 梢の蜘蛛/Canopy Spider
    * 護民官の道探し/Civic Wayfinder★★
    * 自然との融和/Commune with Nature
    * 自然の泉/Natural Spring
    * 忍び寄る虎/Stalking Tiger
    * 樹上の篭手/Treetop Bracers
    * スカイシュラウドのレインジャー/Skyshroud Ranger
    * 灰色熊/Grizzly Bears
    * はさみカブト虫/Pincher Beetles
    * はびこり/Overgrowth
    * 針刺ワーム/Spined Wurm
    * 不屈の自然/Rampant Growth★★
    * ラッシュウッドのドライアド/Rushwood Dryad
    * ラノワールのエルフ/Llanowar Elves★★★
    * ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel
    * ルートワラ/Rootwalla

緑 アンコモン
    * 怒りの発散/Primal Rage
    * ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman☆
    * エルフの騎手/Elven Riders
    * カープルーザンの徘徊者/Karplusan Strider
    * 絡み森の蜘蛛/Tangle Spider
    * 狩り立てられたウンパス/Hunted Wumpus
    * 喚起/Recollect
    * 再生/Regeneration
    * 忍び寄るカビ/Creeping Mold
    * 力の織り手/Might Weaver
    * 超大なベイロス/Enormous Baloth
    * フェメレフの射手/Femeref Archers
    * 踏み荒らし/Overrun★
    * ブランチウッドの鎧/Blanchwood Armor
    * 暴走するヌー/Stampeding Wildebeests
    * 森の占術/Sylvan Scrying
    * 森のバジリスク/Sylvan Basilisk
    * ヤヴィマヤの女魔術師/Yavimaya Enchantress
    * 寄せ餌/Lure

緑 レア
    * エルフのチャンピオン/Elvish Champion
    * エルフの笛吹き/Elvish Piper
    * ガイアの伝令/Gaea's Herald
    * 樫の力/Might of Oaks
    * クウィリーオンのドライアド/Quirion Dryad☆☆
    * 極楽鳥/Birds of Paradise★
    * 社交の達人/Joiner Adept
    * 種子生まれの詩神/Seedborn Muse
    * 新緑の魔力/Verdant Force
    * 力の化身/Avatar of Might
    * トロールの苦行者/Troll Ascetic★★
    * 猫族の戦士ミリー/Mirri, Cat Warrior
    * 根の迷路/Root Maze
    * ハリケーン/Hurricane☆
    * 豊穣/Abundance
    * マローの魔術師モリモ/Molimo, Maro-Sorcerer
    * 野生の末裔/Scion of the Wild
    * 湧出/Upwelling
    * ロウクス/Rhox

アーティファクト アンコモン
    * 悪魔の角/Demon's Horn
    * カマキリ・エンジン/Mantis Engine
    * 巨大戦車/Juggernaut
    * クラーケンの目/Kraken's Eye
    * 合成ゴーレム/Composite Golem
    * 氷の干渉器/Icy Manipulator★
    * 彩色の星/Chromatic Star
    * 囁き絹の外套/Whispersilk Cloak
    * 呪文書/Spellbook
    * 精神石/Mind Stone★★
    * 天使の羽根/Angel's Feather
    * ドラゴンの爪/Dragon's Claw
    * 鋼のゴーレム/Steel Golem
    * 羽ばたき飛行機械/Ornithopter
    * 破滅のロッド/Rod of Ruin
    * ファイレクシアの蔵/Phyrexian Vault
    * ボトルのノーム/Bottle Gnomes★
    * レオニンの円月刀/Leonin Scimitar
    * ワームの歯/Wurm's Tooth
    * 若返りの泉/Fountain of Youth

アーティファクト レア
    * 石臼/Millstone
    * 剃刀毛のマスティコア/Razormane Masticore☆
    * キマイラ杖/Chimeric Staff
    * サルディアの巨像/Colossus of Sardia
    * ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome
    * シタヌールのフルート/Citanul Flute
    * 真髄の針/Pithing Needle☆☆☆
    * 世界のるつぼ/Crucible of Worlds
    * 倍化の立方体/Doubling Cube
    * 旗印/Coat of Arms
    * 蜂の巣/The Hive
    * 白金の天使/Platinum Angel
    * 吠えたける鉱山/Howling Mine
    * 彫り込み鋼/Sculpting Steel
    * レガシーの兵器/Legacy Weapon
    * ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer ★★★

土地 コモン
    * 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse★

土地 アンコモン
    * ギトゥの宿営地/Ghitu Encampment★
    * 産卵池/Spawning Pool
    * 樹上の村/Treetop Village★★★
    * 近づきがたい監視塔/Forbidding Watchtower
    * フェアリーの集会場/Faerie Conclave★★
    * 流砂/Quicksand☆

土地 レア
    * アダーカー荒原/Adarkar Wastes★★★
    * 硫黄泉/Sulfurous Springs★★★
    * カープルーザンの森/Karplusan Forest★★★
    * コイロスの洞窟/Caves of Koilos★★★
    * シヴの浅瀬/Shivan Reef★★★
    * 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge★★★
    * 地底の大河/Underground River★★★
    * 低木林地/Brushland★★★
    * ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast★★★
    * ラノワールの荒原/Llanowar Wastes★★★

ちなみに、取り消しとかショックとか、あまりにも基本的すぎるカードは除外した。実際、トーナメントレベルのデッキに入ることはまれだし。
その結果何らかの印がついたのが63枚で、うち10枚がペインランド。
正直、残りのカードは無難なものが多すぎるので、それが過去の何か別の無難なカードに入れ替わろうが新規カードになろうが大勢にはまったく影響を与えなさそうだ。
結局のところ、この63枚から何が抜け、高性能なカードのうち何が再録され、新規カードにどれだけ使えるカードがあるか、という話であり、再録枠の枚数の問題ではない。ごく当たり前の結論だが。
黙ってスポイラーを待つとしよう。

昨日の例会での一幕。
土地の引きすぎで攻め手に欠けるまま、叫び大口想起などで凌がれてライフ12残しでドラゴンの大母をプレイされる。
そのときの当方の状態:ライフ20手札なし、土地7枚うち1枚樹上の村、場に出ているのはぼろ布食いの二人組だけ、墓地に地獄火花の精霊1枚。
こちらのデッキに入っている除去は火葬4枚のみ。絶望してもおかしくない局面だが…

次のターン(自分):
・アップキープに相手の場に1/1飛行のドラゴントークンが出る
・ドロー、暴力的な突発
・地獄火花の精霊を蘇生(残り5マナ)
・暴力的な突発(残り2マナ)→続唱で魔力変(残り4マナ)、魔力変のドローが再び暴力的な突発
・暴力的な突発(残り1マナ)→続唱でジャンドの斬刃
戦闘フェイズに突入:ぼろ布食いの二人組(8/7森渡り)、地獄火花の精霊(5/1速攻トランプル)、ジャンドの斬刃(4/2速攻)の3体でアタック
相手の場に森があるので二人組はブロックされず、残り二体のうち片方でも通すと相手は死ぬので地獄火花の精霊を大母で、ジャンドの斬刃をトークンでブロックせざるをえない。ダメージ解決で相手の残りライフは3に。
ターン終了時に地獄火花の精霊はゲームから取り除かれ、こちらの場にはタップ状態のぼろ布食いの二人組とジャンドの斬刃が残った。

次のターン(相手):
マルフェゴールをプレイ、手札は4枚なのでそれらを捨てて、ぼろ布食いの二人組とジャンドの斬刃は生贄に捧げられた。

次のターン(自分):
相手の残りライフは3で場には樹上の村があるので、このターンに引けば勝てるカードは火葬・血編み髪のエルフ・ボガートの突撃隊・地獄火花の精霊。果たしてドローは血編み髪のエルフで続唱が地獄火花の精霊というおまけつき。

続唱絡みの「爆発的な強化」が起こらない限り勝てないなー、とあきらめかけていたがまさにその「爆発的な強化」が起こって勝った。いやー楽しいなこのデッキ。相手が森を使っていればぼろ布食いの二人組はかなりやる奴です。
ちなみに、このとき使ったデッキは以前にのせたレシピから森1枚→山1枚、途方もない力1枚→暴力的な突発1枚というふうに微妙に手を加えてます。

刹那もそうだったが、キーワード能力の定義内容自体が強い。ドロー1しつつそれをプレイするマナも捻出してくれると考えれば弱いわけが無い。ドローしたカードを手の内にとどめておくことができないのがデメリットということになるのだろうが、それは構築の工夫でどうとでもなってしまうレベル。カードパワーの向上にともなうゲームの高速化傾向を考えあわせると、即座にプレイできるメリットのほうがはるかに大きい。
また、軽い続唱呪文は特定カードをサーチ&プレイするスペルとして使用可能なので、今までにない発想の構築が可能になったといえる。たとえば、2マナ以下のカードがエスパーの嵐刃しかないデッキなら献身的な嘆願のプレイで実質3マナ4/3飛行のアタッカーを手に入れられる。緑赤タッチ黒ジャンドで2マナ以下のカードを苦花1、2枚だけにして暴力的な突発で持ってくるということもできる。
続唱呪文はサーチカードでもある、と考えれば当然発想はコンボデッキに向かうわけだが・・・
2マナ以下で決定的な影響力を持つカード。ヴィンテージやレガシーならいくらでもありそうだ。
スタンダードでは妨害系ならガドック・ティーグ、翻弄する魔道士、真髄の針などがあるがコンボとなるとどうだろう。
エクステンデッドに目を向けると、時のらせんに0マナ待機呪文というおあつらえむきの素材がある。暴力的な突発がインスタントスピードでの天秤や生ける屍、Eurekaに化けるというわけだ。続唱で超起源を使うデッキは実際に現エクステンデッドでの有力デッキとして台頭してきている、らしい。mtg wikiなどで一度レシピを見てみるといい。重いけど強力なカードと強力だけど重すぎるカードを満載したその構成に呆れることうけあい。

最近よく撃たれていやな気分になる呪文:荒廃稲妻、溶岩崩れ、思考の大出血、大渦の脈動、流刑への道
なので、妨げる光をメインから4枚積むデッキを組んでみようと思った。そうなると白青は安定して出るデッキである必要があるので、ヴィダルケンの異国者も入れる方向で決まり。瀝青破や火山の流弾をはじめとする火力が効かず、終止も叫び大口も効かない耐性の高さは買える。それ以外の単体除去は妨げる光で迎撃できるわけだし。
となると、神格の鋼とか装備品で強化するプランは十分ありだ。…とかいうふうに考えていって、1枚だけ持ってるレアとかをお試し感覚で詰め込んでいった結果がこちら。

「バント(白青緑)でゆっくりしていってね!!!」
<クリーチャー 20>
4 ヴィダルケンの異国者
4 バントの信刃
1 翻弄する魔道士
2 ロウクスの戦修道士
1 シスルダウンのしもべ
2 エレンドラ谷の大魔導師
4 熟考漂い
1 戦誉の天使
1 失われたアラーラの君主
<呪文 16>
3 流刑への道
4 妨げる光
4 バントの魔除け
2 神格の鋼
1 ロクソドンの戦槌
1 黄金のたてがみのアジャニ
1 最高の時
<土地 24>
4 平地
1 島
1 森
1 フェアリーの集会所
2 広漠なる変幻地
3 海辺の城塞
4 アダーカー荒原
4 秘教の門
4 ヤヴィマヤの沿岸
<サイドボード 15>
4 沈黙のオーラ
3 霊魂放逐
1 否認
3 ハリケーン
2 物語の円
2 崇敬の壁

…自分がバント系のカードをどれほど粗略に扱ってきたかがよくわかるデッキだ。海辺の城塞やロウクスの戦修道士の枚数がそれを如実に物語っております。
それはともかく、たくさんの一枚挿しカードが予想外の事態を引き起こして楽しくなりそうなデッキではある。
例会ではロウクスの戦修道士+神格の鋼+ロクソドンの戦槌で無双してたり、バントの信刃×2が出ている場にシスルダウンのしもべが登場してひどいことになったりしてた。前者に戦誉の天使が加われば、全て異なるカード由来での絆魂×4かぁ。ほんとに今はライフゲイン大安売りだな。
…まあ、最高の時や失われたアラーラの君主はさすがにやりすぎか。妨げる光とヴィダルケンの異国者を活用するというコンセプトなら、翻弄する魔道士とシスルダウンのしもべを増発すれば白青でも十分っぽい。

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